(冒頭写真は、先だって作成した写真アルバムより我が写真の一ページ。 これらは、音楽スタジオにてフルート自主練習を行っていた作夏頃我が63歳時の写真。 「原左都子エッセイ集」のプロフィール欄にて公開済みのため、ご記憶の方々もいらっしゃることだろう。 写真がかなり傾いていることをお詫びします。)
実はこの“新型コロナウィルス禍”勃発が、私と郷里の実母との関係を改善するきっかけともなっている。
3週間程前のことだっただろうか?
郷里の高齢者自立支援施設に暮らす実母より電話が入った。
母曰く、「現在施設では“外出禁止措置”がとられていて、一歩たりとも外へ行けない。 生活必需品を買うことも叶わず必要なものが無くて困っている。」とのことだ。
いくら実母の人格を疑っている私とは言えども、困った人を放置しておく程の悪人ではない!
「何で早く言わないのよ! 直ぐに送るから必要な物品を言って!」
少し遠慮し始める実母に繰り返して、「東京の義母も同じ状況下にあって、既に沢山の必需品を送っている。 今は遠慮している場合じゃ無いよ! それは娘の私の任務だから、遠慮の必要なし!!」
そうこうしてそれらを直ぐに送ったところ、実母がどんなに喜んだことか…😪
「他に要る物は無い?」 と尋ねると、「貴方と〇ちゃん(娘のこと)の写真をしばらく送ってもらっていないから、暇な時に送って欲しい。」
実は実母とトラブルがあった後、実に腹立たしくて、それまでは定期的に送付していたそれら写真類を“送ってやるもんか!”との報復手段に出ていた私だ。😖
ただ、この世の誰が自分の娘とは言えども、年老いた私の写真など見たいと言ってくれる?? 実母だからこそだろう。
それに再び気づいた私は、今回我が写真集を作ることをきっかけに、冒頭写真も含め、少し古い写真も含めて実母宛に(楽天写真館経由で)郵送した。
それらの写真の一部を、以下に掲載させていただこう。
高齢出産で娘を産んだ直後の産院退院時に看護師氏が撮影してくれた写真。 救急車で運ばれ緊急帝王切開出産の産後微熱が続き、しばらく心身共々極限疲労状態だったが、この写真では笑顔を作れていることに自分を褒めたい。 この写真を実母が見ていないことに気づき、今回初めて送付した。
東京サンシャインシティの娯楽施設「ナンジャタウン」にて。 娘が10歳、私は50歳頃。 二人で何をやっているかと言えば、蚊を打つ遊びコーナーでの自動撮影。😁
昨年冬頃、行きつけの寿司屋で娘に撮影してもらったもの。
自宅リビングの一角にある我が書斎近くにて。 左は昨年夏頃、右は今年の冬頃の撮影。 年齢毎の自分のアップ映像を保存しておきたいため、スマホにて定期的にアップ写真を自撮りしている。
これらを見た郷里の実母から、実に嬉しいお礼の電話が届いた。
既に60台半ばに達している娘の写真を見て心から喜んでくれるのは、世の中で実母だけであろう。
そんなに喜んでくれるならば、今後も我が老体写真を撮り続けて、実母に定期的に送ろうではないか!