冒頭から、本日朝見たネット情報を以下に引用しよう。
小学男児がいじめで転校、対応怠った大磯町…保護者から開示請求受け一転 「重大事態」に
2023/05/18 07:49 読売新聞
神奈川県大磯町の町立小学校に通っていた高学年男児が同級生からいじめを受け、昨年末に転校を余儀なくされたにもかかわらず、町教育委員会がいじめ防止対策推進法に基づく対応を怠っていたことがわかった。 転校から4か月たった今年4月、保護者が町に一連の対応について情報開示請求したところ、町教委は一転して、同法の「重大事態」に認定した。 町教委は読売新聞の取材に対し、「いじめが原因の転校とは思わなかったが、対応が不適切だったかもしれない」としている。
同法は、いじめで児童らの心身などに大きな被害が生じた疑いがある場合、「重大事態」として教育委員会や学校に調査組織の設置を義務づけている。
保護者によると、男児は小学校入学以降、複数の男児から体形などをからかわれ、持ち物を壊されたり、靴箱から靴を投げ捨てられたりされたという。保護者が学校に相談し一時的に改善することもあったが、教師の目の届かない通学路などでいじめは続き、男児は昨年、医師から「ストレスによる胃痛」と診断された。
2学期からは学校を休みがちになり、「ぼくはいじめられるために生きているんじゃない」と訴えたため、保護者は昨年12月に町外の学校に転校させた。 この間、いじめをやめさせるよう求め続けたものの、学校や町教委から加害児童への指導など必要な措置を講じた報告はなかったという。
学校の対応に不信感を抱いた保護者は今年4月14日、町にいじめの対応について情報開示請求をした。すると、町教委は同日付で「重大事態」と認定したという。5月中にも学校や男児の保護者から調査を始める方針。
保護者は「町や学校は転校で問題を終わらせるのではなく、再発防止に向けての対応策を示してほしい」と訴えている。
(以上、ネット情報より引用したもの。)
原左都子のひとり娘に話題を変えよう。
我が娘も2歳時に“発達の遅れ”を指摘され、その後幼稚園に入園した3歳時点で専門研究機関にての専門指導を開始している。
本エッセイ集バックナンバーにても再三公開して来ているが。
我が娘の特徴としては、とにかく寡黙過ぎて放置しておくといつまでもボーっとする、との現象が幼い頃より見られた。
当時は未だ「発達障害」なる用語が無い時代背景だったが、専門研究機関にての指導開始後、小2の夏頃までその指導を続行した。
一体如何なる指導を成すかを説明するならば、個人指導と集団指導の2本立てで本人個々の特徴を踏まえつつ。 我が娘の場合は寡黙状態に陥らせず楽しい事をさせたりして活性化を図ることが中心だった。
我が娘の場合は、その“寡黙さ”が幸して周囲に迷惑を及ぼすことは皆無だ。
その代わり、その“寡黙さ”がいじめ対象の焦点となるのは火を見るよりも明らかだった。
幼稚園年少組にて、暴力資質のある女児より殴る蹴るの暴行を継続的に受けていることが判明したにもかかわらず。 幼稚園側から何らの報告も指導も無かったため、親の私の判断で転園に踏み切った。 時が幼稚園時代の話であり、それで何とか事が済んだものだ。
小学生になった後も、同じ様なもので。
必ずや娘の寡黙さが“いじめっ子”の標的となったものだ。 ただ、小学1,2年時の担任先生の配慮のお陰で、娘の心にトラウマが残る程の被害には遭わなかったと母親の私は判断している。
小3になって担任が変わると、状況が一変した。
やはり寡黙な娘に近づいてくるのは、“いじめっ子”だ。
2学期の終わりまで、母親の私も我慢したが。
3学期を迎えるまでに転校するとの方策を打ち立てた。
これは“いじめ対策”のみならず、母親としての我が子の将来に向けた展望も働いた。
とにかく、我が娘は公立小学校現場ではどうしても“いじめ“に遭う身だ。 来る中学校以降は、公立では無く私立学校へ入学させよう。 その方が、娘を取り巻く環境が少しはマシなのではなかろうか??
と言う訳で、私立中学受験を視野に入れたのだ。
そして、それまでより我が子の(将来通う中高大学への通学の便の良い)都内の住居地に我が家を買い替え、転居した。
娘自身も娘なりに学年と共に成長を遂げていたし、この“転校政策”は大成功だったと後で振り返る。
それでも私立女子中学・高校時代にも、やはり若干のいじめ(上履きの中に画びょうを入れられたり、等々)を受けた、と我が娘が後日談で語ってくれたことがある。 とにかく我慢強い子で それが功を奏した様子で、いじめが悪質化しなかったのは幸いだった。
娘が大学生になって以降は、さすがに周囲の面々も大人に成長しているだろうし特段のいじめは無かった様子だった。 娘は立派に学業に励み優秀な成績で卒業、そして就職を果たしている。
冒頭の引用文中で示した男児は、どうやら未だ小学生のようだが。
我が娘の場合、母親の私が元教員経験者だったり等の事実が大いに活きたことであろう。 とにかく母親の私がいつも学校の対応よりも先回りして、娘をずっと守って来れた自負がある。
何と言っても、我が子を一番に守れるのは親でしかあり得ない!
地元の教委や学校が何を言おうが言うまいが、“この子は私が守り通すぞ!!”なる勢いと確固たる専門力で、娘を現在まで指導し守り通してきた身だ。
母親である私自身のそんな強い決意と行動が現在の娘の成功に繋がっている、と思わせてくれる程の娘の成長ぶりが何とも嬉しい。😃