原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

「紅麹」サプリ健康被害事件、怖いねえ…

2024年03月28日 | 医学・医療・介護
 かく言う原左都子本人は。

 医学部出身の医学関係者である事実が一番の理由だが。

 サプリメントは元より、一般医薬品にも出来得る限り手出ししない主義である。
 
 一昨年11月に路で転倒して、左膝複雑骨折にて救急搬送され手術を受けた際にも。
 あらかじめ担当医師先生に、「投薬は控えめにお願いしたい」旨を伝えておいた。 
 それでも 薬剤師より「お薬手帳を預かります」だの、退院時には「痛み止め薬」を持参して病室までやってきたりしたものだ。 (参考だが、「お薬手帳」は過去に強引につくられたことがあったが、今となってはそれらは廃棄処分済で一冊の「お薬手帳」すら我が手元に無い。)
 手術にて挿入した針金を外す昨年8月の手術時には、あらかじめ一切の投薬を拒否したのが功を奏して。 今度は「痛み止め薬」をはじめ、一切の投薬ゼロにて無事に退院できたのはラッキーだった。


 そんな原左都子故に 一般薬ならばともかく、サプリメントなるものに手出しする訳が一切無い!!

 ところが、現在の薬屋に立ち寄って(化粧品等々を買う目的で)みると。
 一般薬よりもはるかに多いと思しきサプリメンとの数々がずらっと並べられているのに仰天させられるものだ!!😱 

 誰がこんなものを買うのか????  と不可思議感を抱きつつ。
 テレビをつけると、日々平然とサプリメントのCMが流れているのにこれまた驚かされる。😲 😫 

 
 まさに、一体どこの誰がこんな(信憑性の疑われる)商品を買って飲用しているのか??
 と思っていた矢先、今回の小林製薬製「紅麹」事件が発生してしまった。😭 



 2024.03.28付朝日新聞より、当該事件の一部を以下に引用しよう。

 小林製薬製の紅麹を含むサプリメントが原因とみられる傾向被害が相次いでいる問題で、同社が本社を置く大阪市は27日、同社に対し食品衛生法に基づいて紅麹成分を含む3製品の回収を命じたと発表した。
 今後、回収が確認でき次第、市はさらに廃棄の命令も出す方針。
 回収命令に先立ち、厚労省は26日、接種した2人が死亡したと発表した。 
 「健康に良いと思って飲んだのに…」。 小林製薬製紅麹原料を含むサプリメントを摂取し、体調を崩したと訴えるひとたちがいる。 
 識者は「機能性表示食品のリスクも知って」と話す。

 (以上、朝日新聞記事より一部を引用したもの。)



 最後に、私見でまとめるが。

 この私など 一般医薬品の使用すら大いにためらう習慣が、既にしっかりと身についている。
 それは、我が医学経験に基づく行動である事には間違いないであろう。
 だからこそ相手が病院の医師先生であろうが、「投薬拒否」を高らかに宣言することが叶って来ている。

 確かに これを一般人の方々が実行するには無理があろうことは、理解可能でもある…


 そうだとして。

 ことサプリメントに関しては、(私自身はその入手経由をまったく承知していない立場なのだが)、まさか、病院の医師がそれを患者に勧めているのではなく。 おそらく、テレビCMでも見て市民が自身の意思で(これは良さそうだ!)等々と自己判断し、巷の薬屋さんにて入手しているのであろう。



 今回の「紅麹サプリ」事件を、この日本社会が経験してしまったことをきっかけに。
 今後は サプリメント関係諸機関が協力して、その製造販売ルートを今までよりも大幅に厳格化・縮小するべきではなかろうか?!?

 そして市民の皆さんもサプリメントに対して、「テレビで大々的にCM流しているし、薬屋さんで大量販売しているから大丈夫!!」なる安易な感覚を 今後は根本的に考え直すべく動き、自分の身体は自分で守るべきだろう。