日本女性関連エッセイが続くが。
本日取り上げるのは、65歳以上高齢女性に関する話題だ。
早速 2024.03.08付朝日新聞記事「単身の高齢女性4割貧困 男性より14ポイント高く」より、以下に一部を引用しよう。
65歳以上の一人暮らしの女性の相対貧困率が、44.1%にのぼることが分かった。 貧困問題を研究する都立大学・阿部教授が、1月末に発表した。
高齢期は働いて得る所得が減るか無くなることが多く、男女とも貧困リスクが高い。 また単身世帯は、他に稼ぎ手や年金受け手がいる夫婦世帯より貧困に陥りやすい。 ただ、同じ「高齢」「単身」でも男性の貧困率は30%で、女性と14%の開きがある。
高齢女性の婚姻状況別貧困率をみると、既婚の13%に対し、未婚は43%、離婚は43%、死別は32%。 死別には遺族年金による一定の下支えがある。 (途中大幅略)
厚労省は昨年初めて、統計表の中で男女別と年齢層別の数値を出した。
厚労省とは別に総務省が全国家計構造調査(19年)に基づいて出す相対的貧困率でも、65歳以上の単身女性は35%、男性は28%となっている。
20年の国勢調査によると、高齢単身世帯は672万人で、3分の2の約441万人を女性が占める。 40年には高齢単身女性は約540万人に達すると推計する。 このままでは、この層の貧困問題がさらに悪化する恐れがある。
(以上、朝日新聞記事より一部を要約引用したもの。)
既に高齢者域に達している原左都子としても、他人事ではない話題だ。
私の場合は、単身世帯ではなく現在は亭主と2人暮らしの身だが。
過去に離婚を考慮した機会が何度かあったものだ。😝
その際に一番に脳裏を巡るのは、はやり“カネ勘定”だったなあ。😅
この私、子ども時代から“カネ勘定”が得意な子で、親からもらう小遣いをこっそり溜め込んでは一人ほくそえみつつ…
高校生時代には小遣いも高額となるため、数十万円単位に達した暁には一人で近所の郵便局へ出掛けて「郵便貯金通帳」を作成したものだ。(参考だが、当時は子供⦅とはいえども年齢制限はあったのだろうが⦆でも単身で通帳が作れた時代だった。しかも当時の郵貯、利息が8%程あった記憶がある!?)
医学部を卒業して就職のために上京する際には、その通帳残高が既に100万円を超えていた記憶もある。
上京後は新聞の金融欄を熟読しつつ、利息が高額である貸付信託「ビッグ」に貯蓄を入れ替えたり等々の努力も重ねながら。
長き独身時代は職(医学、教職等々)が安定して稼ぎが多かったため、更に貯蓄額を増殖させつつ。
30歳時に単独購入した首都圏マンションの月々の支払いも滞りなく。
40歳近くの晩婚時には、かなりの資産と共に亭主に嫁いだものだ。
既に全額支払いを終えていた私自身所有のマンション物件は、婚姻後は賃貸物件として運用し月々の賃料も当然ながら我が収入源となった。
(20年間賃貸運営した我がマンション物件は50代終盤期に転売した。 当然ながら売却益はすべて私のものだ。😁 )
まあそんなこんなで、原左都子の場合は今後もしも亭主と離婚(あるいは早死に)する事態となったとて、食うに困らない老後が送れるだろうと予測しているが。
それにしても、世の高齢女性達の貧困問題は深刻だろう。
どうして若き頃から女であろうが何であろうが、自分の身を削ってでも働きカネを稼いでおかなかったのか?? と、私など不可思議ではあるものの。
無いものはしょうがないねえ。
もし未だ健康体を維持しているのならば、身を削って働いてもよいだろう。
ただし、貧困者程早くから身体に瑕疵を抱えているものでもあろうし…
困った世の中だ…