(冒頭写真は、朝日新聞愛読者プレゼント “アンリ・マティス・色彩の魔術師 シリーズ”より今月届けられた「白とバラ色の頭部」。
この“アンリ・マティス 色彩の魔術師シリーズ”を本エッセイ集にて公開するのは2ヶ月ぶりのことだ。
毎月当該プレゼントが届けられるのを心待ちにしているにもかかわらず。
どうも先月それが届かないと気をもんでいたところ、3月に入った先日やっと到着した。
何分“無料”にて頂いている故に、それが届かないからと言ってASAに幾度もせっつく程には、私も図太くない。😷
しかも、先月はASAからポイントと引き換えに「野菜ジュース20本」もお届け頂いている。😋
ここは我慢か、あるいは発送を忘れられていたとして諦めるのも肝心かと心を決めていた矢先、郵便ポストに到着したとのいきさつだ。
さて、今月届いたうちの1枚は冒頭写真の「白とバラ色の頭部」。
この絵画のモデルは、マティスの娘マルグリットのようだ。
マティスはマルグリットの肖像画を多数描いたらしい。
この“幾何学的”な画面構成には、「キュビスム(立体派)」の影響が指摘されている。 ただ、マティスの作品は通常の「キュビスム」とは異なり、色面による構成に想像力が介入している。 マティスはキュビスムを独自の手法で作品に取り組んだためだ。
(以上、東京大学大学院 神津有希氏による解説より一部を引用。)
今回届いたマティス作品のもうひとつが、上記の「オーギュスト・ペルランⅡ」。
このペルランは、セザンヌのコレクターとして知られているが、1916年に自らの肖像画をマティスに注文したようだ。
1枚目のマティス作品にペルランは満足せず、この作品は2枚目の制作品であるらしい。
「黒」が特徴的な作品だが、第一次大戦中にマティスは作品に「黒」を積極的に取り入れたようだ。
この作品の画面の大半が黒で覆われているが、ペルランの顔や旨の赤い勲章、背後の絵画が浮かび上がることで、人物の個性を一層際立たせている。
(以上、同じく神津氏の解説の一部を引用したもの。)
これらの2作が届いた直後に、私が「今回のマティス作品、何だかいまいちだなあ…」とつぶやくと。
亭主が言うには、「いや、ボクはいいと思うよ。」
(そうかなあ……)などと首をかしげつつ、日々鑑賞していると。
確かに、日毎に深い味わいがにじみ出てくる思いになるのが不思議だ。
朝日新聞さん、このシリーズをお届けいただくのは残り4回のようですが。
まだまだ楽しみにお待ちしておりますので、最後までよろしくお届けお願い致します!!😊