(写真は、米国西海岸旅行をして訪れない人はいないであろう絶大なる観光名所のゴールデンゲートブリッジ。)
今回の我が西海岸旅行に於いて、あくまでも“いわゆる観光”はモントレー・カーメル観光のみで済ませる予定で“私は”いた。
後は主要目的地であるU.C.バークレー訪問、及び米国社会の観察に重きを置くことを“私は”スローガンとしていた。
と言う訳で旅行出発前より娘には、以下のごとく身勝手な説明をしておいた。
宿泊地のサンフランシスコ近辺の観光名所と言えば、ゴールデンゲートブリッジとフィッシャーマンズワーフが著明だ。
ゴールデン…… は赤色の橋だが、何故か観光客に大人気でいつ行っても大混雑している。
フィッシャーマンズワーフというのは元漁師の街だが、海鮮料理等で観光客に人気。 それにさほど興味がなければ単に混雑が鬱陶しいだけかもしれない。
それからケーブルカーかな。 ケーブルカーは40数年前には50セントで乗れたように記憶しているが、今現在は9ドルもかかるらしい。 これは移動中に見れると思うから、あえて乗る必要はないかもよ。 (確かに、旅行中にバス車窓からケーブルカーを見た。)
さて旅程最終日となり、その日は丸一日をU.C.バークレー訪問に充てていた。
ところが、その日に限りバートRichmond線の運行が大幅に変更(イレギュラー)になっていたことが最大の理由で、U.C.バークレー到着までに予定をはるかに超える時間を要してしまった。
しかも広大な敷地のU.C.バークレー内で迷ってばかり。
予定していた人類学博物館や古生物学博物館入場など時間的にとてつもなく不可能だ。
それはよしとしても、私が一番行きたかった19歳時に宿泊したBowles Hall(大学の寮だが、カリフォルニアで著名な歴史的建造物でもある)にどうしても辿り着けない。
そろそろ夕刻が迫ろうとしていた時、私がBowles Hallだけは絶対に行っておきたい! と訴えを起こしたその時。
娘のストライキが起こるべくして勃発した!
とは言っても、娘のストライキとはかなり特異的だ。
元々寡黙な娘だが、心理がパニック状態に陥ると“フリーズ”してまったく反応しなくなる。
サリバンとすればこの状況には娘幼少の頃より慣れてはいるものの、(ああ~~~、この地に来てまでやっちゃった。 サリバンの責任として、この凍結状態を溶解してやらねば。)
そして一旦ベンチに二人で座り、心より娘に詫びた。 「私のペースですべての旅程を勝手にこなし、貴方の存在を軽視していたことは本当に悪かった、謝る。 よし、予定を大幅に変更しよう! もうU.C.バークレーは出て、これからゴールデンゲートブリッジへ行って写真撮ろうよ!」
この一言で娘の心は少しとろけた様子で、それに従ってくれた。
そして一旦バートでシビックセンター駅まで戻った後、タクシー乗車でゴールデンゲートブリッジに到着し、撮影したのが冒頭の写真だ。
心が開放した娘も、喜んだ様子でスマホのシャッターを連発していた。
私のカメラにも、昼間U.C.バークレーでは見れなかった娘の笑顔の写真が復活した。
今回の我が西海岸旅行に於いて、あくまでも“いわゆる観光”はモントレー・カーメル観光のみで済ませる予定で“私は”いた。
後は主要目的地であるU.C.バークレー訪問、及び米国社会の観察に重きを置くことを“私は”スローガンとしていた。
と言う訳で旅行出発前より娘には、以下のごとく身勝手な説明をしておいた。
宿泊地のサンフランシスコ近辺の観光名所と言えば、ゴールデンゲートブリッジとフィッシャーマンズワーフが著明だ。
ゴールデン…… は赤色の橋だが、何故か観光客に大人気でいつ行っても大混雑している。
フィッシャーマンズワーフというのは元漁師の街だが、海鮮料理等で観光客に人気。 それにさほど興味がなければ単に混雑が鬱陶しいだけかもしれない。
それからケーブルカーかな。 ケーブルカーは40数年前には50セントで乗れたように記憶しているが、今現在は9ドルもかかるらしい。 これは移動中に見れると思うから、あえて乗る必要はないかもよ。 (確かに、旅行中にバス車窓からケーブルカーを見た。)
さて旅程最終日となり、その日は丸一日をU.C.バークレー訪問に充てていた。
ところが、その日に限りバートRichmond線の運行が大幅に変更(イレギュラー)になっていたことが最大の理由で、U.C.バークレー到着までに予定をはるかに超える時間を要してしまった。
しかも広大な敷地のU.C.バークレー内で迷ってばかり。
予定していた人類学博物館や古生物学博物館入場など時間的にとてつもなく不可能だ。
それはよしとしても、私が一番行きたかった19歳時に宿泊したBowles Hall(大学の寮だが、カリフォルニアで著名な歴史的建造物でもある)にどうしても辿り着けない。
そろそろ夕刻が迫ろうとしていた時、私がBowles Hallだけは絶対に行っておきたい! と訴えを起こしたその時。
娘のストライキが起こるべくして勃発した!
とは言っても、娘のストライキとはかなり特異的だ。
元々寡黙な娘だが、心理がパニック状態に陥ると“フリーズ”してまったく反応しなくなる。
サリバンとすればこの状況には娘幼少の頃より慣れてはいるものの、(ああ~~~、この地に来てまでやっちゃった。 サリバンの責任として、この凍結状態を溶解してやらねば。)
そして一旦ベンチに二人で座り、心より娘に詫びた。 「私のペースですべての旅程を勝手にこなし、貴方の存在を軽視していたことは本当に悪かった、謝る。 よし、予定を大幅に変更しよう! もうU.C.バークレーは出て、これからゴールデンゲートブリッジへ行って写真撮ろうよ!」
この一言で娘の心は少しとろけた様子で、それに従ってくれた。
そして一旦バートでシビックセンター駅まで戻った後、タクシー乗車でゴールデンゲートブリッジに到着し、撮影したのが冒頭の写真だ。
心が開放した娘も、喜んだ様子でスマホのシャッターを連発していた。
私のカメラにも、昼間U.C.バークレーでは見れなかった娘の笑顔の写真が復活した。