原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

“完治しない病” アルコール依存症

2023年05月04日 | 
 私のペンネーム 原左都子の「左」の文字には、いろいろな意味を込めているが。


 その中には、左党(飲兵衛)の意味も含まれている。

 とにかく小さい頃から(スミマセン、時効という事で見逃して下されば幸いです…😖 )たまに味わう「酒」を子供心にいつも美味と感じていた。

 たとえば、“赤玉スイートワイン”が家にあった。
 小学校低学年頃だっただろうか、家族がそれを楽しんでいるのを傍で見て、「私も飲みたい!」と申し出たら、家族が少しだけグラスに入れてくれた。
 これが、何とも美味な事!!  「もっと欲しい‼」と要求したらさすがにお替わりはくれなかったが…
 “養命酒”も好みだったなあ~~。

 高校生の時に、地元で阿波踊りを踊った際のお開きにビールが振舞われた。
 喉がからっからに乾いていたこともありグラスのビールを一気飲みしたら、一緒に踊ったおじさんたちが「おおーー! いけるね!」と言いつつ、グラスに後2杯程つぎ足してくれた。

 これらの事例では、私は未だに「酔い」というものを知らずに通過している。(要するに、アルコールにべらぼう強い体質のようです。)

 初めて本気で酔えたのは、大学の新入生歓迎会の席でだ。
 我が出身地域は全国的にも“飲兵衛”が多いことで知られているようだが、学内上げての大宴会場にてドンチャン騒ぎ状態だった。
 さすがにこの時には酔えて、我が人生初めて「酒に酔う」状態を経験した。

 その後は、上京後から現在に至るまで我が「飲兵衛体質」を周囲に知らぬ人がいない状態となり、酒宴会の際には必ずやあちこちからお誘いが来た。

 そんな私だが、酒に酔って醜態を晒したことは思い出すのも恥ずかしい程に数多かれど。

 これ、「アルコール依存症」なのではないか?!? と暗くなって落ち込むとの事態とは無縁で、健康に有意義に世を渡ってきている。
 (例外的に、心が沈んでいる時や嫌な相手と飲んだりして心底酒を楽しめない際に、時折悪酔いすることはあるようだ。 そのため酒を飲む時には、特に “一緒に飲む相手” は必ず厳選している。 コロナ禍しかも高齢域に達している現在においては、一人酒が多いなあ。)



 さて、2023.05.02付朝日新聞夕刊記事「取材考記」のテーマは、さいたま総局 浅野真氏による「山口達也さん語る『脱・酒害』終わりなき闘い」だった。
 以下にその一部を引用しよう。

 TOKIOの元メンバー・山口達也さんも私(筆者である浅野氏)も同じアルコール依存症の当事者だ。
 その山口さんへのインタビューの中で印象に残ったのは、自身のアルコール依存症への質問に対し、「自分の言葉」で語ったことだ。
 現在の山口さんは、依存症の人たちが集う自助グループにいまも通う。 断酒6年目の私(浅野氏)も同じだ。
 アルコール依存症は飲酒をコントロールできなくなる病気だ。 自身の身体だけでなく、家族や周囲の人も巻き込む「酒害」を引き起こす。 のみ続ければ、待っているのは「死」だ。 (途中大幅略)
 アルコール依存症は「完治しない病」ともいわれる。 「回復した」と思た時が、最も再飲酒の危険が高まる。 依存症からの回復に終わりは無いのだ。

 (以上、朝日新聞記事より一部を引用したもの。)



 最後に、原左都子の私見だが。

 タレントの山口達也氏や朝日新聞記者の浅野氏の場合、仕事の性質上、もしかしたら好まない相手やタイミングでの酒宴等が多発していたのではあるまいか?
 我が推測が当たっているとすれば、それは劣悪な「飲酒環境下」での飲み会だったはずであり。 酒が楽しいどころかストレスフルな飲酒状況であったことが考え得る。


 それに対して、我が長年に渡る過去の飲み会の何とも充実していたこと!!
 良き飲み仲間に恵まれながら、酒を思う存分堪能出来て来た我が飲酒人生を有難く思いつつ。
 
 今後も、たとえ一人酒であろうが“価値ある時間”を楽しみ続けたいものだ。


 えっ?? 「痛風」で酒が呑めない!??
 それじゃあ、“プリン体”のないお酒をエンジョイしましょうかね!??
 

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