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ニシノジャパン(31)W杯、プレミア勢が圧倒!  文科系

2018年07月09日 12時12分32秒 | スポーツ
 標記のような見出しがついた興味深い記事が、中日新聞にあったので、例によって全国に発信したい。
 記事内容の要点は、「ロシアW杯ベスト8に残っている選手をその日常所属クラブ別に分類してみると・・・」。まず、残った選手が多い所属クラブ・ベスト10の上位5つをあげると、こうなっているという。

①マンチェスター・シティ(イングランド)11人
②トットナム(イングランド)9人
③パリ・サンジェルマン(仏)8人
 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)8人
⑤チェルシー(イングランド)7人
バルセロナ(スペイン)7人


 イングランドは、ベスト10にリバプールも入っているので合計5チーム、他はスペインが合計3チーム、珍しいところでは、今回躍進したロシアの選手が同国の2チームから出ていると言うのも、面白い。

 さて、この結論をまとめるなら標記のように、こういうことになる。
『ロシアW杯8強選手の内40人がプレミア所属と、プレミア勢が圧倒した!』
 そして、こういう結果は近年W杯の普遍的な現象というところから、様々なことを考えてみた。今回は消えていった南米勢の有力選手も、その日常所属先は同じようなものだからである。

 世界の若手名選手がプレミアやスペイン、パリ・サンジェルマンに集まる理由ははっきりしていて、まず財力があって、それらのチームが現に強いからということが加わってくる。「ヨーロッパチャンピオンズリーグで世界一になる可能性」、「上位に入れる可能性」、「常時出場できる可能性」が、選手らのチーム選択条件になっているということだ。「世界の金が集まってチームを強くして、強いチームに人が集まる」と、まずそういうことなのだろう。ただしこのことでさえ、より短期的な見方に過ぎぬと、急いで付け加えたいことがある。もっと長期的・根本的に見るとこうなるはずなのだ。
『その国に、サッカーを発展させてきた歴史が、どれだけ分厚く存在するか』
 分厚くというのはこういう意味である。下部リーグやこれを支える育成機関。先祖から受け継がれてきたような地域観客層。そういう人々に向けたサッカーマスコミの分厚さ。それらに応えるようにして各地に営々と築き上げられてきた膨大なサッカーインフラ、などなどのことだ。そしてそもそもこういうスポーツ観も重大な関わりを持ってきたはずである。国民(の日常生活)がサッカーに価値を認めてきたか否か。

 こういう全てをあげたサッカーの世界基盤の大きさ、分厚さというものを改めて強調してみたい。その時代の新たな世界の大金持ちたちは、こういう世界的基盤に、これが世界有数の国の基盤、チームに、投資するわけである。サッカーワールドカップが世界に示し続けてきたのは、何よりもそういうことだろう。こうして、サッカーWカップが、他のスポーツ全体を集めたオリンピックと同等の規模さえ持つに至っているのだと。
コメント (4)
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