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ニシノジャパン(35)ロシア大会、僕なりのまとめ  文科系

2018年07月17日 04時49分49秒 | スポーツ
 このW杯では、こんな世界潮流が見えたと思う。
① 第一に、得点が急に増えたという傾向が先のブラジル大会以来続いている。1998年のフランス大会からずっと減ってきた得点が、ブラジル大会から持ち直している原因は、以下のように明らか。

② コンパクトプレスで強引にボール奪取し、守から攻へ速く切り替える縦に速い攻撃。このドイツ発祥得点法が世界に広まって、コンパクトボール奪取陣形はそれほどでもない繋ぐだけの攻撃チームを凌駕し続けているということである。典型ゲームは、今回の2強と言える準決勝のフランス・ベルギー戦。守ったフランスが、攻めたベルギーの倍以上のシュートを放っていた。

③ ブラジル大会と同じように、このロシア大会も番狂わせが多かったし、弱い地域も比較的奮闘した。このことは、②に起因していると思う。これを強めれば、総合的個人技がそれほどでもないチームでも得点できるようになったということではないか。

④ なお、南米勢の沈滞には、VARの導入が凄く影響していたと思う。なんせ、シミューレーションをやりなれている南米勢において、一例としてネイマールが体現したように、ペナルティーキック判定が覆されるわけだから。あるいは、決勝戦でクロアチアのハンドが、VARによってペナルティーキックに判定変更とくつがえったりするのであるから。日常的にダイブをやっているような国、選手は、さらに勝てなくなるのではないか。ウルグァイがフランスに敗れたゲームでも、そんな感じを抱いた。

 我が代表は、外国籍選手の活躍で勝ったと言えて、Jリーグそのものは沈滞しているということだろう。ただし、アジアチャンピオンズリーグ常連とか、世界クラブカップとかに出ているチームは、ボール奪取目指して激しく当たりあうという世界に近い戦い方もできるようだ。鹿島勢、浦和勢がそうなのだが、今期の広島もそんな戦い方をしていると言える。浦和の槙野がハリルに感謝していたというのは、そういう世界的な戦い方を仕込まれたことへの感謝なのだと確信する。
 対する典型は、名古屋の風間の戦い方。これはいわば古い戦い方と言える。これでもし名古屋が台頭し直してくるようなら、「さらに新しい精緻な繋ぎ」を築き上げたということになろうが、その道は限りなく難しいと思うし、あと1年の強化期間猶予を許されるかどうか? まー難しいと思う。世界潮流変化の中では実に難しい時に、名古屋は風間流を採用したものだと、そう言うしかない。
コメント (5)
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