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平和百人一首 (四)       まもる

2009年02月05日 11時57分11秒 | 文芸作品
いく年の苦難の途はひらけたり
   わが田となりし土に鍬ふる    東京  戸田武二

生けるものみな満ち足りて住むといふ
   国を思ひぬ春の日かげに     茨城  酒井芳水


☆「わが田となりし・・・」終戦後の農地改革により、小作が多かった農民は念願の耕作地を得たのである。鍬ふる手に新しい時代の新しい鼓動が伝わったのでしょう。
☆「生けるものみな満ち足りて・・」そんな実感があったのですね。
今は「生けるものみな不満にて・・」ですか。
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1 コメント

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楽しみです (文科系)
2009-02-05 16:20:04
この連載は楽しみです。

その3のこの歌と、上の「途はひらけたり」が良かった。この二つを知らぬうちに並べて見ていたりして。ちょうど連作のように自然に見られたから、二人の作者名を対照確認していたほどだった。
「 吾が手もて耕し終へし畝間より
     若芽萌え出づわが心にも」
「我が田となりし土に鍬ふる」から「若芽萌え出づわが心にも」となったときは、どれだけ嬉しかっただろうかなどと。

僕は植物の幼児が好きだ。前にもここに書いたけど、稲の苗が植えられてからやっと根付いた頃の青々とした田んぼに出会うと、いつも止まってみているほどに。どこでこの感覚が生まれたのかは、分からないが、あの色、風情を見ていると、なぜかほっとする。

  
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