誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

鞍岳・ツームシ山・マゴ山

2013-03-25 21:44:44 | 山歩き
  誘われて、山・あ・る・記:鞍岳(子岳,女岳,男岳)・ツームシ山・マゴ山
2013/03/20(水)・・・・・・マンサクの咲き残り鑑賞と未踏の子岳&マゴ山

 前夜、阿蘇火祭りの一つである『阿蘇神社の火振り神事』を訪ねた。
遠路を火振りだけじゃ~勿体ない!と、欲張って鞍岳、ツームシ山登山となった。
生憎の天候だったが、子岳(初登頂)~女岳~男岳~ツームシ山~マゴ山(初登頂)を達成

 国57⇒県23⇒県339ミルクロードを阿蘇牧場に向かい、牧場から鞍岳林道へと走る。
ツームシ山登山口など幾つかの登山口を見ながら、第一駐車場の登山口に着く

阿蘇牧場から鞍岳

第一駐車場の登山口
 9:25登山口を出発して、馬酔木の林を登って行くと正面に女岳と男岳が見え子岳の案内板がある。
案内板に従って左の防火帯に進むと、あっけなく坊主頭の子岳1050mに到着(9:35)
子岳の山頂到着時は小雨パラパラで、阿蘇五岳や風車の俵山などの展望が楽しめた。

子岳へ
     
   子岳から阿蘇五岳
   
      女岳、男岳               ツームシ山
 子岳から鞍部に戻り緩やかに登って、四季の里登山口に出合い女岳と男岳分岐となる
分岐の鞍部には、20名ほどの団体さんがいて、既に鞍岳から下山中との事だった。
団体さんとお別れして、左の女岳へ馬酔木を縫う様に登って、9:45-岳1090mに達した。
女岳からも、阿蘇五岳や鞍岳、更に右奥のツームシ山を確認する事が出来た
       
   女岳
 来た道を鞍部へ下り、女岳にお尻を向けて鞍岳の主峰である男岳へと登り返す。
女岳にお尻を向けた罰か?俄に雨脚が強く成り始め、辺りには白いものが漂い始めてきた。
9:55-女岳の怒りのガスの中、鞍岳の主峰男岳1119mの最高点に到着する。
三角点に登頂のタッチと証拠写真を撮影して、次なるピーク点へ向かって歩きだす。
       
   鞍岳山頂とツームシ山
 男岳からパノラマコース分岐に下り、予定外の馬頭観音堂に寄り道する事にする。
馬頭観音堂への登山道は細く、所々崩れていてトラロープも張られていた。 
10:05-馬頭観音堂に到着、お堂の中は綺麗に掃除され参拝者の記録簿もあった。
     
        馬頭観音堂
 縦走路の分岐まで戻り、泥濘はじめた足場と戦いながら、やや傾斜のきつい登山道を下る。
傾斜が緩むとダラダラした下りになり、山小屋分岐の先にツームシ山がモヤ~ッと浮ぶ
最低鞍部から防火帯への登りになる、大した傾斜ではないが合羽で蒸し暑くなってきた
やけに、蒸し蒸しするなぁ~と思ったら、この山は”ツームシ=蒸し*2”だからと納得する
       
 額の汗を拭きながら、足元の『黄スミレや芽吹きリンドウ』に癒されて山頂へ
10:40-小石を積んだツームシ山1061mのピークに到着(ガスの真っ只中の登頂だった)
  
        ツームシ山
 男岳を振り返るも、うっすらと影が確認できるだけで、殆ど展望は得られなかった。
ツームシ山から北東寄りの防火帯をグングン下って、未踏のマゴ山に向かう事にする。
うっかり足を付くとたちまち、ドスンと尻餅を付きそうな黒土の急傾斜をトラロープで下る。
帰りの登り返しを考えると嫌になるが、迂回路もエスケープ路もないし頑張るのみと歩く
標高差50mを下って20m登り返すと、地図にはないマゴ岳1030mの標柱が見えてきた
10:50-マゴ岳?マゴ山?に到着し、何で子岳や女岳・男岳と離れているの~?と不思議に
  
       マゴ岳
 そっかぁ~♪
鞍岳の娘岳が嫁に行って、ツームシ山に名前が変わり、子供が生まれて”マゴ山”なんだ!
だから、マゴ山だったり、マゴ岳だったりと、呼び名も山と岳があるのだな、ウン納得納得
マゴ山を独り合点すると、視界のないガスと雨の中で食事の気に湧かず・・・
サッサと下山をして鞍部に下ると、往路とは違う『花コース』から林道へ下る事にする。
11:25-コンクリート道の林道に出て、冷たい雨の中を第一駐車場へ向かって歩く
無言のまま林道を歩き、11:40-鞍岳(子岳)からツームシ山(マゴ山)周回を終えた。


 
        
 下山後、お風呂を求めて阿蘇の町へ、温泉を目の前に替えの下着がない事に気がつく
やっと見つけた”しまむら”で買うも今度は温泉がなく、だいぶ走って『高森温泉』へ
駐車場には車が殆どナシ、やった~貸切だ♪、と思いきや祝日なのに休館日 --;
仕方なく『月廻り温泉』へ行くと、高森温泉休館と雨天も手伝ってお客さんの多い事
何とか、内湯~露天~サウナと愉しんで玄関へ、アレッ?傘がない!ない!なぁい!
お風呂の玄関から、駐車場までたったの50mなのに人の傘を盗むのでしょうかねぇ
淋しい世の中ですねと、最後は後味の悪い〆となった。
         
  
コメント
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