マンサク観賞お山歩(3/06-単独行)
マンサクを愛でながら、久し振りにガッツリ歩きたくて大船山南西尾根へ
コース:沢水一番水(07:30)~南西尾根分岐(08:15)~鉢窪ルート合流(10:00)~ガレ場分岐(10:25)
岳録寺ルート合流(10:30)~御池(10:35)~大船山山頂(10:40~11:25)~鉢窪分水嶺(12:05)
佐渡ヶ窪(12:25)~鍋割峠(12:50)~朽網別れ(13:25)~一番水(13:50)・・・6Hr20min
一番水から野焼き跡越しに鳴子山と青空
最高のお山歩日和の予感にテンションが上がって来ました。😋
スタートして間もなく早速マンサクが迎えてくれます。
十数年振りのルートに足を踏み入れます。
マイナーなルートなので、滅多に歩く人がいないので踏み跡や道標が心配
美しい苔生した岩稜帯ですが、殆ど道標が見当たりません。
直登で歩くには急峻すぎるので、迂回路を探しながら歩きます。
フラットな杉林で息を整えます。
杉林を抜けると又もや岩稜帯、やっと岩を跨いで足を着こうとすると空洞がポッカリ
本来のルートを歩いているのか?岩場を避けると前傾しないと登れない急峻にヘトヘト
ハサミ岩と呼ばれる大岩の間を抜けます。
以前は、道標とハサミ岩の紹介板があったはずですが、道標も見当たりませんでした。
更に、更に苔生した岩稜帯を只管登ります。
そして悲しいことに、南西尾根に入ってから1本のマンサクに出会えていません。
一番水から2時間、冬枯れの木立ちの間だから大船山のてっぺん付近が見えてきました。
例え一角でも目的地が見えるとホッとすると同時に元気がわいてきますね。
立中山&鉢窪ルートに合流するとくじゅう連山が一望できます。
面白い巨岩が現れます。からの登山口
元は1つの巨岩だったそうですが、2つに割れて色んな形が連想できます。
超、超マイナーなガレ場ルートの分岐点
大船山のガレ場を一気に下ったら、鉢窪の真ん中に降り立ちます。
以前下ったのは、20年ほど前なので現在ルート存在すら不明です。
先のガレ場ルート分岐から、岳六寺ルートに出るまでは激しいブッシュです。
殆どテープがないので、藪の薄いところを掻き分けて登山道に這い出ました。
大船山の肩です。
御池を見下ろすと一面氷に覆われているようですが、白っぽいので薄氷かと思います。
前回のくじゅう御池での”ズボッ”の苦い体験があるので氷上闊歩の気持は沸きません。
大船山1786mの山頂に到着です。
青空と雄大なくじゅう連山、何回も見ているけどやっぱり素晴らしいね~
暫くは、この雄大な景色を独り占めしていましたが、男性2人組と単独行の女性が現れた。
空腹ではなかったが、折角の青空なのでカップ麺を所望して下山でした。
下山は、山頂直下の小広場のロープ柵を越えます。
南西尾根とは打って変わって、道標がメチャ賑やかでした。
ただ、雪が凍結していたり、落ち葉に隠れた凍土が滑り気が抜けない下りだった。
鉢窪の畔に位置する場所、木に巻き付けられた道標です。
初めてこのルートを歩くと見落としがちな道標で、直進すると立中山~鉾立峠に至る。
佐渡ヶ窪へのルートに足を踏み入れつと、賑やかな道標が姿を消してしまいます。
微かな踏み跡と思いついたように現れる道標を頼りに下ると佐渡ヶ窪に降り立ちます。
岩に張り付いた木々とボッコボコの木などみんな逞しいですね。
佐渡ヶ窪に降りたって愕然となりました。
左上:窪地奥のマンサクは全て枯れちゃっています。
右上:見るも無惨な荒涼とした姿に目がテンです。
左下:草原も姿を変えて締っています。
右下:傾き一部破損の木道は修復されていますが狭く離合が困難
前後しますが、左は一世を風靡したマンサクの銘木は、空前の灯火です。
右は、2代目銘木を襲名かと思われるマンサクですが、開花が遅れていて探すのに手間取りました。
開花が遅れているというよりも、受精が弱っている可能性が大です。
仕上げにマンサクを愛でて下山と予定していたが、期待のマンサクには出合うことなく
鍋割峠を経て淡々と下ります。
南西尾根ルート分岐まで、鉢窪ルート~佐渡ヶ窪から周回して戻って来ました。
唯一、近くまで寄ることが出来たマンサクです。
昨年は裏年、今年こそはと期待していたけど、佐渡ヶ窪は全くの期待外れとなりました。
もう一度、マンサクを愛でるお山歩を計画しなくちゃ~☝
オマケ:くじゅう麓の野焼き跡とくじゅうの山並みです。