受験生たちの足並みに遅れを取りがちだった生徒も、ここにきていよいよ危機感を持ち始めたという話を近隣の学習塾の人から聞きました。
危機感というよりも、ここにきてまだそんな事を言っていること自体が信じがたい気もしますが、しかし、少なからずそういう生徒はいるもので、これは性格的なものからきている部分もあるように思えます。
成績が思わしくないというような、いわばありがちな理由からそうなのではなく、むしろ成績は普通か、或いはそれ以上を常時キープしていながら、それでも切迫感を感じさせないあたりに余裕さえ漂わせるそんな生徒に限って、しかし実際には陰で結構な努力をしているものです。
そういうものを表に出さないかっこよさですよね。
でも、他の生徒はそれに同調してはいけません。
「あんな言い奴が『勉強?やってないよ、俺』って言うんだから本当にそうにちがいない」なんて勝手に安心して、だから自分も勉強しないなどという愚かな選択は間違ってもしないように(笑)。