きわめて個人的な経験ですが、私が子供(学生)だった頃の勉強法は、かなり大雑把であって、そこにはあまり計画性はなく、ほとんど感性に従ってやる勉強しかなかったという思い出があります。
それはそれで常に一定以上の成績を保っていられたのは、まさにたまたまであって、いわば素質に頼った勉強でしたので、ドラスティックに学年で一番というような、そんな成績は取ってはいませんでした(取ろうと思って取れるものではないでしょうし、とろうと思ってもいなかったのですが)。
そして、そういう私とは対照的に、常に一定の時間、それもかなりの量の時間を勉強に充ててこれを怠りなく毎日進めるということを実践していた友人がいて、彼の方はもともとの素質の上にそういう努力が加わっていたわけですから、そんな彼と私との間の成績の差はいつも一定の間隔があって、結局最後までこれが埋まることはありませんでした。
先日、知人との会話の中で「もしもやり直せたら、いつの時代に戻って、何をどうやり直したいか」という話になりました。
私は、ためらうことなく、学生時代に戻り、そして彼のような生活態度で学生の本分を全うしたいと心底思いました。 彼は今、某大手銀行の役員としてバリバリ活躍しています。