このところ、定期テストに関することをよく書いています。
ところで、テスト対策に当たって、生徒達にこう言います。
「テスト対策の目的は、頑張って70点取ろう80点目指そう、
じゃないからね。目指すのはあくまで満点。満点目指してやる
のがテスト対策だから、各自そのつもりで臨むように。根性入
れてかかって下さいね」
何につけてもそうですが、ある目標を掲げてそれに向かって努
力するのであれば、そこでは最高の結果を目指した努力が必要
であって、例えばテストなどで、最初から70点目指して勉強
するような中途半端なやり方をしたのでは、50点は取れるこ
とはあるかもしれませんが、まず間違っても満天は取れません。
目標を目指すというのはそういうことです。
ですから、ACSアカデミーで行うテスト対策では、時にはレギュ
ラー授業とは比較にならない厳しさがあります。
随分前ですが、ある講師がこんなことを言ったことがあります。
「今度のテストですか?そうですね、上手くいけば80点くら
いは行かれるのではないでしょうか」
そのとき、テストまでは3週間の日数がありました。
3週間の日数がありながら、今目の前に座って授業を受けている
生徒の目標点数を「よくて80点」などといって、これを疑問に
も思わない講師は不要です。
私は即その日のうちにこの講師の誤った考え方をきつく指導し、
直ちにその考え方とやり方を抜本的に改めるのでなければ講師の
職を退いてもらうことを通告しました。
テストというのは、一回ずつが真剣勝負です。
この結果が、これを受ける生徒たちの成績、もっといえば将来に
大きく影響してきます。
「やったけれどうまくいかなかった」というのは、現象としては
あるかもしれませんが、そのテストを受けるそのときまでは、そ
のような甘い考え方は1ミリたりとも許されません。