体験授業について考える

2011-05-11 19:15:39 | 学習塾・勉強の仕方

学習塾への入会に際しては、生徒にとっても塾にとっても、それぞれが互いに相手の何たるかをわかる助けにするべく「体験授業」というものを経るのが今や一般的です。

 

塾によっては入会テストを施して、そこである一定のレベル以上の生徒だけに入会を認め、それ以外の生徒を事実上シャットアウトするところもあります。

 

ACSアカデミーにおいても、ある時期、私立中受験生などのケースで同様の関門を設けて対応したこともありましたが、今はそれも極力行いません。

これは、学習塾としての心意気のようなものでもあります。

 

出発点においてある程度以上のレベルの生徒だけを集めて合格率を云々することに必要以上の意義を見出さないこともあります。

 

また、ほとんどの生徒で、何もしないうちから将来の伸長の可能性をゼロに見立てて事実上門戸を閉ざすことの不合理と不親切を私たちは承知しているということもあります。

 

ですから、ACSアカデミーでいう体験授業の意味は、事実上入会後にどう学習計画を練り上げていくべきかを生徒ごとに検討し確立するためのプロセスにほかなりません。

 

生徒の側にとっては、体験授業の意味は別であって、これもまた様々な形があるかと思います。

最も一般的なのは、実際に入会した後でどのように授業を進めていくのかについて、そのエッセンスを先取り体験するということにあるでしょう。

 

中には、入会を前提に、今実際に学校の授業や課題で緊急にとかなければならない物を持ち込んでこれを解決して貰いたいという「実利」を考えてのこともあるかもしれません。

 

それでもよいと思います。

 

そういった形で、イレギュラーに求められる緊急の課題に、その塾が如何に即応できるかを試すというのもありだと思うからです。

 

体験授業には、このように様々な意味合いがあるもので、これをお受けになる方は、このあたりを十分に踏まえて、しかし同時にあくまでお気軽な気構えで結構ですから、ご遠慮なくこれをお申込みいただければよいと思います。

 


 

 

 

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