この前の土曜日に中学新1年生と新2年生対象のテスト対策を行った中で、理科担当の講師と社会を担当した私とで意見の一致を見たことに「食わず嫌い」があります。
たとえば、植物の作りや時差の計算の仕方などは、これらをやる前は誰もがあからさまな拒否反応を示していたのですが、はじめはとにかく黙って説明を聞きなさいと強制力を伴うようなタッチで進め、その後で今度は多少時間をゆっくり目に取って、かみ締めるように今解説したポイントをなぞっていくという、ただそれだけで「なあんだ、そんなに難しくはなかったんだ」となどといった反応が飛び出してきました。
やったことは、あくまで教科書や資料集の活用でしかなく、それであるなら、普段からなるべく苦手意識を持たない心構えで臨むことで、十分な対応が出来るはずだと思います。
それにしても、いつも思うことですが、勉強するということは、生活全般の中でどうそれを位置づけるかで成果が大きく違ってくるものであって、ともすれば今目の前にある科目のテストの点数だけを見て一喜一憂しがちです。
でも、それで点数を取っても、果たして持続性や定着度合いの点で如何なものかと思います。
ここは、ある程度中長期での向上を目標に、普段からの姿勢を見直して見ることをお勧めします。
その中から、少しでも「食わず嫌い」を無くしていく努力をして頂ければ、と思います。