たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

クリスマスの翌日

2015年12月26日 23時35分53秒 | 日記
 毎年のことですが、26日になると見事にあちらもこちらもお正月モードに切り替わっていますね。昨日までうんざりするほどクリスマスソングが流れていたのに、クリスマスの気配はどこにもありません。年末年始にモントリオールを訪れたとき、クリスマスが終わっても一カ月ぐらいは飾り付けをそのままにしておく習慣とのことで、あちらもこちらもイルミネーションに彩られていたことを思い出します。根っこにあるものが違うからどちらがどうとか言えないですが、日本は商業主義が行き過ぎだと感じざるを得ません。コンビニの売れ残ったケーキをアルバイトが買わされたりするんでしょうね。なんだか違うなあって言う感じです。

 病院のボランティアは、当事者、家族、ケースワーカー、ボランティアが同じテーブルに着き腹を割って話をする場に参加させていただきました。当事者主体のクリスマスお楽しみ会が12月の半ばに行われており、その反省会ということでしたが話はどんどん広がっていきました。私は自分の母が統合失調症だったことと労働紛争の経験、弱者切り捨てがどんどん進んでいこうとしている社会の中で、弱い者同士がつながって声をあげていかないと、何も変わっていかない、メディアの人たちにもどんな問題があるかを知って発信していただくために一生懸命伝えていく必要があると思うという話をさせていただきました。世の中は理不尽なことだらけであることを知った上で小さな所から少しでも社会をよくしていこうという意識をもって動いていくのが本当のワーカーの仕事だという話を、ファシリテータのワーカーさんがされました。精神障害者を家族だけで抱え込むことはできない。地域の中でいかに生活していけるかが大切なこと。病院の都合に患者が一生懸命合わせなければならないことが多かったけれど、本当はそれは違う。だれのための援助なのかを考えなおさなければならない時。こんなふうに話は広がっていきました。こんな病院他にないそうです。ないでしょうね。

 時給千円のパーチタイムの仕事は安過ぎるようです。法人にお金なさすぎ。福祉の実態を知ってがっかりしたり、社会の理不尽さを知ってしまった自分とのギャップを感じる場面が多くなりそうです。でもとっかかりとしては悪くないのかな、どうなんでしょう。まだ決められないでいます。

 今年の活動はこれでおしまい。明日は荷物出したり、トランクを準備をしたり。荷物多過ぎだと弟に叱られそうですが、特に本が減っていくまでにはまだまだ果てしない時間がかかりそうなので仕方ないです。旅日記、美術館めぐり、書き残している観劇日記等、それに卒業論文も書いていきたいですが、今日はここまでにします。連日の長文を読んだくださり、ありがとうございます。