2019年8月18日(日)宙組『オーシャンズ11』_東京宝塚劇場千穐楽LV思い出し(1)
連休の終わり、脳みそ休めに少しだけ思い出し日記の続き、ささやかな備忘録。
クイーン・ダイアナ@純矢ちとせさん、テリー・ベネディクト@桜木みなとさんに、セキュリティをかいくぐって会いにきてお金を頂戴と言う場面で笑いが起きていたのは、わたしはわからなかったですが、真風涼帆さん監修グッズのバッグを持っていたからのようです。こういうところにアドリブの余地があったんですね。5月21日に宝塚大劇場で観劇したときはお化粧で最初どなたなのかわかりませんでした。テス@星風まどかちゃんに嫉妬して意地悪してやろうとしますが最後はベネディクトを見限りオファーのあったブロードウェイに行く、ブロードウェイでの役が白雪姫の継母という滑稽味のある役所、楽に演じているようにみえて、おかしみのエネルギーをすごく要求されたと思います。貫禄と美貌でお見事でした。在団17年目、この公演をもって退団されました。続々と退団している89期、同期からのお花渡しは七海ひろきさんでした。お互いに見つめあい、うんといった感じでアイコンタクトをとってからはけていった七海さん、男役時代とほとんどかわらない佇まいが無理に女性に戻っているでもなくナチュラルに優しくてかっこよかったです。同期ってかけがえのない仲間なんだろうなと感じた、素敵なお花渡しでした。
カーテンコールの最後、ひとり緞帳前に出てきた真風さんにちょっとしたハプニング。色気ばりばりの男役とは思えない可愛い笑い方でひとしきり笑ったあと、「またあいましょう」と言いながら横にカニ歩きではけようとするとセットのスロットに背中の大羽根がひかかってしまいました。真風さんの「アッ・・・」で『オーシャンズ11』、ENDとなりました。男役さんの素と役としての舞台姿とのギャップもまた魅力。ギャップの法則、人生はギャップ。
イレブンの中で何気にすごく気になる存在だったのがイエン@秋音光くん、あきねひかると読むんですね。中国人?でヨーヨーの達人という設定。ひょうひょうとしていてなにを思っているのかわからないけどさり気なくなにもかもわかっていて、運動神経抜群、金庫破りの大事なところでしっかり自分の役目を果たすという小気味よさがすごくよかった。この役で劇団から表彰されたみたい。個性の強いイレブンの中で主張しているわけでもないのに印象的でした。これからが楽しみ。
ベネディクトのテーマ曲「夢を売る男」、紅ゆずるさんのサヨナラショーで聴いていて、ベネディクトって、ギャッツビーのように恵まれない子供時代を過ごし、地味にすごく努力して自分の力で這いあがってきた努力家なんだなあって思いました。ベネディクトの子供時代の物語は小池先生オリジナルみたいですが、ダニーら詐欺師に対する完全な悪役ではないところが物語としてはちょっとむずかしい作品なのかな。 理屈抜きに楽しんでしまえばいい、楽しめる作品。真風さん@ダニーとキキちゃん(芹香斗亜さん)@ラスティの、舞台を回す力で軽やかに魅せてくれたので楽しめました。真風さんの語尾をあげるところが気になった人は気になったかも。プログラムや舞台写真をみると真風さん、薬指にずっと指輪していて男役としてこうして役に入りこむんだという心意気を感じます。
スターと言われる男役さんたちはとくにほんとに純粋に努力に努力を重ねて芸をみがいている、フィルターにかけたらダイヤモンドしか残らないという小池先生の話が最近あったようで10年を超えて在団しているジェンヌさんたち、好きだから続けているんだろうなと思います。この舞台に立ち続けることは大変なこと。楽しい時間をありがとうございました。
もう少し書きたいことあるような気がしますが今はこれにて。
5月21日(火)の宝塚大劇場。


















連休の終わり、脳みそ休めに少しだけ思い出し日記の続き、ささやかな備忘録。
クイーン・ダイアナ@純矢ちとせさん、テリー・ベネディクト@桜木みなとさんに、セキュリティをかいくぐって会いにきてお金を頂戴と言う場面で笑いが起きていたのは、わたしはわからなかったですが、真風涼帆さん監修グッズのバッグを持っていたからのようです。こういうところにアドリブの余地があったんですね。5月21日に宝塚大劇場で観劇したときはお化粧で最初どなたなのかわかりませんでした。テス@星風まどかちゃんに嫉妬して意地悪してやろうとしますが最後はベネディクトを見限りオファーのあったブロードウェイに行く、ブロードウェイでの役が白雪姫の継母という滑稽味のある役所、楽に演じているようにみえて、おかしみのエネルギーをすごく要求されたと思います。貫禄と美貌でお見事でした。在団17年目、この公演をもって退団されました。続々と退団している89期、同期からのお花渡しは七海ひろきさんでした。お互いに見つめあい、うんといった感じでアイコンタクトをとってからはけていった七海さん、男役時代とほとんどかわらない佇まいが無理に女性に戻っているでもなくナチュラルに優しくてかっこよかったです。同期ってかけがえのない仲間なんだろうなと感じた、素敵なお花渡しでした。
カーテンコールの最後、ひとり緞帳前に出てきた真風さんにちょっとしたハプニング。色気ばりばりの男役とは思えない可愛い笑い方でひとしきり笑ったあと、「またあいましょう」と言いながら横にカニ歩きではけようとするとセットのスロットに背中の大羽根がひかかってしまいました。真風さんの「アッ・・・」で『オーシャンズ11』、ENDとなりました。男役さんの素と役としての舞台姿とのギャップもまた魅力。ギャップの法則、人生はギャップ。
イレブンの中で何気にすごく気になる存在だったのがイエン@秋音光くん、あきねひかると読むんですね。中国人?でヨーヨーの達人という設定。ひょうひょうとしていてなにを思っているのかわからないけどさり気なくなにもかもわかっていて、運動神経抜群、金庫破りの大事なところでしっかり自分の役目を果たすという小気味よさがすごくよかった。この役で劇団から表彰されたみたい。個性の強いイレブンの中で主張しているわけでもないのに印象的でした。これからが楽しみ。
ベネディクトのテーマ曲「夢を売る男」、紅ゆずるさんのサヨナラショーで聴いていて、ベネディクトって、ギャッツビーのように恵まれない子供時代を過ごし、地味にすごく努力して自分の力で這いあがってきた努力家なんだなあって思いました。ベネディクトの子供時代の物語は小池先生オリジナルみたいですが、ダニーら詐欺師に対する完全な悪役ではないところが物語としてはちょっとむずかしい作品なのかな。 理屈抜きに楽しんでしまえばいい、楽しめる作品。真風さん@ダニーとキキちゃん(芹香斗亜さん)@ラスティの、舞台を回す力で軽やかに魅せてくれたので楽しめました。真風さんの語尾をあげるところが気になった人は気になったかも。プログラムや舞台写真をみると真風さん、薬指にずっと指輪していて男役としてこうして役に入りこむんだという心意気を感じます。
スターと言われる男役さんたちはとくにほんとに純粋に努力に努力を重ねて芸をみがいている、フィルターにかけたらダイヤモンドしか残らないという小池先生の話が最近あったようで10年を超えて在団しているジェンヌさんたち、好きだから続けているんだろうなと思います。この舞台に立ち続けることは大変なこと。楽しい時間をありがとうございました。
もう少し書きたいことあるような気がしますが今はこれにて。
5月21日(火)の宝塚大劇場。

















