goo blog サービス終了のお知らせ 

たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

夜の風が冷たくなってきました

2019年11月25日 22時45分20秒 | 日記
 昨夜真夜中に少し降ったのでしょうか、雨のにおいがしました。朝雨に降られることなくさほど寒くもなく駅まで無事にたどり着くことができました。お昼に外へ出た時はまだ風が冷たいと感じるほどではなかったですが駅から家まで自転車を走らせる頃には風が冷たくなってきました。自転車通勤するにはきびしい季節の到来ですが自分が車を運転するか専属ドライバーを見つけるかしないかぎり、一時間に一本の巡回バスだのみではどうにもならず他に手立てはありません。どこまでやれるのか自分でもわかりません。昨夜眠剤一錠で就寝しました。時計に見たら3時近くに意識がありました。それまで眠れていたのか、ずっと目がさめていたのか自分でもわかりませんでしたがすごく体が冷えていてお手洗いにいきたくなっていました。お風呂場と洗面所の冷えが体にきています。山歩き用のダウンをパジャマの上にはいて足元を電気アンカであっためて歯を磨きますが冷えた空気が足腰にしみます。昨日苦手ですがライブビューイング会場となった映画館が入っている巨大ショッピングモールの中にユニクロがはいっているのを知って、ヒートテックより暖かいと書かれている下着を買ってみました。12月に入ったらあらためて出かけて、家の中で羽織る用のあったかコートとパジャマの上にはけそうなワイドパンツを買わねばと思います。わたし、冬を越せますかね、もちこたえることができますかね。この家からも通勤も業務もどこまでやれるかわかりません、やれるところまでやるしかない、今はそれだけです。

 年末の足音がきこえるようになってきたこの頃、年次ルーティンでこんどはこういうことで怒られるんだっていうことがわかりました。人はなんでも与えられれば与えられるだけそれがどんどん当然の権利のようになっていく、なんでも与えられるのは人をダメにするというのは前職で学んだことでしたが、やってもらえて当然みたいな感じで怒られるのはほんとに胸くそ悪いし慣れることはできません。わたしは声が大きくないので申し訳ないなと思うところはあるのですが電話に出たとたん怒りモード。最初から、こうでは困る、ここをこうしてくれて当然みたいな感じで、即答できなかったので確認しますといって保留にしている間に待たせすぎて怒ってしまったのか、電話は切れてしまっていました。だって仕方ないですよ、わたし例年どうしているか知らないし職員の説明も長いので仕方ないですよ。またかかってきて怒られるのかとドキドキしていました。電話に出なくてもいい時間になるまでまだあと20分もあるのかとかカウントダウンしてしまいました。あと10分、あと5分、あと2分、あと1分、たのむからもう電話よ鳴らないでくれと祈りました。幸いなことに鳴りませんでした。でも明日とってしまうかもしれません。さっさと出ろよーみたいな電話の鳴る音がいやでたまりません。時には一方的な言い分にたたかわなければならないこともあります。まあでも正面切ったら増幅させるだけなので申し訳ありませんと能面になっていうしかないのですが心の中で吐きそうになります。なんでもやってもらえるのが当然だって思うなよって思います。自分も気をつけなければです。

 令和になって12月の祝日はなくなったのだということに気づきました。手帳みてぞってなりました。日比谷遠征の前日は有給休暇をとるつもりですが、それ以外は休みをとらないかぎり五日間ふる出勤が三回も。ひょえーこれは長い。年末年始9連休が待っていると思えばやれるのでしょうか。それにしても長い、終わりそうで終わらないのも長いです。今はひたすら早く終わりたいばかり。でも家を出るまでにはまだ時間が必要。本と写真を整理するための時間がまだ必要。それ以外はわたしもうたいして荷物ありません。小型家具さえもっていません。最後の最後、施設か病院となったときにはもう身の回りのモノしかもつことを許されません。だから人生の最後の方までもっていたいモノをのぞいて整理、整理。その前に明日も出勤ですな。今夜も眠剤で眠りませう。明後日はまた雨の予報で気温も低い。どうなるのでしょうか。朝無理だったら時間給とるしかない。そのための休暇をのこしておかねば。馴染むことのできない郷里の生活。色々な意味でここにはいられないのでエネルギーがあるうちにまた旅立つことをめざして生き延びる日々。12月と1月の日比谷遠征、無事に果たさねば。その前に大劇場も・・・。

 動画でもう少しほっこりなって一日を終わります。
 

花組『A Fairy Tale』『シャルム』_東京宝塚劇場千穐楽LV

2019年11月25日 22時00分55秒 | 宝塚
 東京は昨日極寒で雨だったのかな。今朝もまだ雨が残っていたのが、明日海りおさんが楽屋入りする時になって奇跡的に晴れてきたとのこと。10月13日(日)、大型台風通過のため千穐楽前日の公演が昼夜共に中止になった現実を受け入れて退団していった星組生のことを、前楽のサヨナラショー中止を受け入れて退団していった紅ゆずるさんのことを思いながら東京宝塚劇場千穐楽ライブビューイングを拝見。公演中止もなく一人の休演者もなく無事に千穐楽の幕がおりたこと、心からおめでとうございます。そしてみりおさん、17年間お疲れ様でした。わたしが観劇したのは『金色の砂漠』のライブビューイングからでしたが、ひとときの幸せな時間をたくさんいただきました。ありがとうございました。

「花組二十七代目トップスター明日海りお、本日任務を終えます」。無事に責任をまっとうした清々しさに満ち溢れた笑顔はやわらかく、ほがらかでした。紅さんの退団挨拶を思い出していました。言葉はちがえと、宝塚のとりこになった時から宝塚が好きで好きでたまらず入団から17年間、この舞台に立つことに全てをかけてきた、この舞台が人生の全てだった、一度きりの人生の中で心がふるえるほど好きなものに出会えた自分は幸せもの、明日からタカラジェンヌでなくなることを自分でどうしていいかわからない、と一途に宝塚を愛し続けまっとうした清らかさは同じなのだと思いました。伝統を受け継ぎ、紡ぎ、次世代へとバトンを渡していくべく、神様から選ばれた方。どんどん痩せていく姿が心配でした。「どうして退団発表してしまったんだろう、退団発表しなければよかった、このままずっと男役をやっていたい」「心身共に消えてなくなってしまうんじゃないかと思ったこともあったけれど、こうして元気にここに立つことができている」「この舞台に立つことができてほんとうに幸せだった」。かなり意訳していますがこんな言葉があったかな。下級生のころは、台詞が言えな過ぎて大量にあった台詞を大きくカットされたり、ひっそりと目立たないように過ごしていたこともあったとか。全身全霊、命がけで舞台に立ち続けた日々だったと思います。「明日からは偽タカラジェンヌなので街でみかけたらお気軽に声かけてください」に客席がびっくり。悲鳴があがっていましたかね。「エッ?なんで、もちろん」とゆるふわモード。最後に緞帳があがったとき、「緞帳が上がる前組長さんから何してもいいっていわれたんですけど、どうしよう、こういうときおもしろいことが言える人に卒業したらなりたい、男役にしかできないことってなんだろう」で客席から投げキッスの声があがり、「受け取れよ」といって投げキッス。サヨナラショーの最後、「エターナル・ガーデン」をうたった時の衣装が、真っ白に紫色の小さいお花があしらわれていて、バックにひらひら?がついているのは男役ならでは。『Beautiful Garden』の大階段で歌い上げたときを思い出しました。「花組が次に全員で皆さんにお会いできるのは来年、退団者はいつになるかわかりません。ですので・・・皆さん良いお年を!」と年越しの挨拶が出てくるのもみりおさんらしすぎました。『ハンナのお花屋さん』の千穐楽ライブビューイングを思い出しました。次のお仕事、たぶん決まっているのかな。すぐにはないと思いますが、ほどなくして情報解禁されるような気がします。でも男役としては今日が最後でした。息継ぎしているの?とびっくりするほど息つく間もなく次々と主演舞台のテーマ曲をうたいあげていった姿と喉の強さは圧巻。あの歌声を生で聴くことはもうないのかな。『エリザベート』に出演しているからガラコンサートなど機会はあるかな。男役さんだったジェンヌさんたち、もうないと思っていた男役をOG公演でなんどもされているので再会できる日もあると思います。宝塚フォーエバー、さゆみさん、フォーエバー。「退団してからも清く、正しく、美しく生きていきます」は、突然退団してなんともみっともない姿をネットにさらしている花組OGへの、みりおさんなりの戒めにもきこえました。YouTubeに出ているのだから当然ご存知と推察。自分トップスターの時に退団していって尊敬できる上級生はいなかったとか言われたら哀しいですよね・・・。

 作品としては実は大劇場、大劇場千穐楽ライブビューイングに次いで三回目にしてようやく納得できました。みりおさんが最後に納得の、やりきった感にあふれた笑顔をみせてくれたことで納得。『A Fairy Tale』は部分部分悪くないですが、ストーリィとしてはかなりちぐはぐ、2年前当初は『ハンナのお花屋さん』ではなくこのプロットを舞台化しようとしていたのを舞台装置などの事情で見送った経緯があるとSNSでみかけました。植田景子先生の作品、大劇場にのせるにはきびしいかなというのが正直な感想でした。忘却の粉をシャーロットにふりかえることができなかった罪によって白い薔薇の精だったエリュが青色に染まっていき青い薔薇の精になるという過程を衣装の変化により表していること、ようやくわかりました。舞台装置も衣装もすごく綺麗、歌は悪くない、ただ心理的葛藤がうすくて男役明日海りおの集大成としてはもったいなかったかな。乙羽映美さん演じる謎の女性は結局女王の使いだったの?庭の再生を依頼したのは女王?シャーロットが依頼したわけではない?シャーロットが男性の名前で本を出さないと誰も読んでくれなかったはリアルでせまってきましたけどね。

『シャルム』はようやく楽しめました。花組生がみりおさんの退団公演ということに押されすぎて内側向きすぎていて客席には花組らしい熱量が伝わってこないと感じていました。大千穐楽にしてようやく、パリの地底を舞台にしているショーだということも納得。華優希ちゃんがほとんど歌っていないし踊っていない印象でしたがそんなことはなかったです。みりおさんが「華優希ちゃんが無事にお披露目を果たした」と最後にしっかり紹介していました。今日雨が上がったのは、みりおさんの晴れ男パワー、フルフルちゃんの魔法、そして昨日組長がつくってくれたテルテル坊主のおかげだったとか。晴れやかな千穐楽になってほんとうによかったです。 

 退団者の紹介映像が流れたとき、キキちゃんと鳳月さんのことを思うと少し複雑な気持ちにはなりました。みりおさんの花組を支えた立役者。会いたくなりました。もうすぐ会えます。

「happines~♪」最後は笑顔がこぼれて大千穐楽もひっくりかえった? 「わたしが成し遂げられなかったhappinesを受け継いで成し遂げてくれると思います」。涙がでそうになった場面は何度もあったと思いますがそのたびにこらえていて涙がこぼれることはありませんでした。

 星組のさゆみさん、花組のさゆみさん、それぞれの個性があふれる退団挨拶とカーテンコールでした。また会える日を楽しみにしています。お二人でトーク&ライブとかないですかね、ないかな・・・。

 
 
写真は9月19日の宝塚大劇場。











 明日の朝自転車で駅に向かう頃雨?二日連続の電話当番からは放免となりました。カウントダウンは始まっています。いやなことは明日の朝まで考えない、考えない。今夜はこの清らかな気持ちのまま過ごしませう。