たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

ミュージカル『ガイズ&ドールズ』-帝国劇場千穐楽中止

2022年07月07日 23時59分08秒 | ミュージカル・舞台・映画
ミュージカル『ガイズ&ドールズ』-千穐楽の幕があがりますように
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/c/7b71928dce37f6954dba71a012c96e83

 2022年7月7日(木)夜の帝国劇場、8時15分頃窓口の灯がつきました。中止期間を知らせる貼り紙を剥がすスタッフさんの姿に何か動きがあったのかと、タブレット端末から『ガイズ&ドールズ』ホームページをみて、9日の千穐楽中止の決定を知りました。東宝はなんとか上演したかったと思います。ギリギリのタイミングで苦渋の上演断念。劇場のスタッフさんたちはずっと待機されていたのでしょう。キャスト、スタッフ、オーケストラ、みなさま、どれほど無念だろうと思うと涙がでます。いつまでこうして舞台は振り回されなければならないのでしょうか。

 こんな考え、ミュージカルオタク、宝塚オタクにはほぼ理解されないと思いますが、誰も悪くない、はもはや違うと思います。悪しきはいつまでもコロナを特別扱いしている国の指針、海外へのお金のバラマキと検討することを決断することだけはやたらと早い岸田検討使、高額なワクチン接種の手当やら幽霊病床補助金やら、コロナ利権の旨みに味をしめてコロナが終わると困る人たち、いつまでも感染者数を垂れ流しているマスゴミ。いい加減、無症状者が感染させるをやめて、無症状者へのPCR検査、飛沫感染を主とするマスク、接種する人ほど陽性となるワクチンをやめればコロナは特別なものではなくなるのに、根源である国の指針が変わらないかぎり、舞台がPCR検査とワクチン接種を基本とするという考え方から方針転換していくことはむずかしいと思います。イギリスのような自浄作用が働くこともない没落日本、いつまでも感染者数を数えて一喜一憂している間に気がついたときは国がなくなっているでしょう。ワク、四回目とか、そんなことにのってしまっていたらいつまでたっても平常運転には戻らないのにまだまだ気づいていない人も多いのか、はたまたもはや中毒症状なのか。ウィルスが完全になくなるなんてあり得ないのに、わたしたちはいろいろなウィルスと共に生きてきたのに、ゼロコロナを目指し続けたら永久にコロナ禍なのに、かつてインフルエンザが流行したとき舞台全部止まったりしていないのに・・・。


緊急事態舞台芸術ネットワークHP、
http://jpasn.net/cn1/2021-10-21.html


















地下1階の劇場入口は灯がついていました。

『ガイズ&ドールズ』、わたしは奇跡的にぴあで当選して観劇することができました。

何十回も訪れていて、何十回もみてきている「帝国劇場入口」が今日ほどまぶしくみえたことはありません。近くに楽屋入口があって、瀬奈じゅんさん・春野寿美礼さん主演『エリザベート』上演中、井上芳雄さんがプリンスロードで待っているファンの方々と握手されている光景をみたことがあります。芳雄さん主演『ルドルフ・ザ・ラスト・キス』が帝国劇場で上演されたあと、エリザのルドルフたいとルドルフ座談会なるものが帝国劇場であった時でした。いつもなつかしく思い出します。









夜の東京宝塚劇場、星組が上演中でしたが、節電で外の公演案内は灯が消えていました。

13時30分~星組『めぐり会いは再び』『グラン・カンタンテ』、とても楽しかったです。
おなかいっぱい、胸いっぱい、あらためて書きます。




イギリスからの便り

2022年07月07日 00時01分11秒 | 祈り
 1992年5月、イギリスへの一人旅、郷里の父と母あてに絵葉書を送っていました。2018年に帰省して大量の荷物を片付けていたら、母の遺品の中にありました。すっかり忘れていました。妹が家で自死する前のこと。ここに書いてお別れします。エリザベス女王陛下の横顔が描かれた切手は33£でした。


「前略

 イギリスに来て6日目になりました。ずっと晴れやかな日が続いています。

 大都会Londonをはなれ、田舎に来ています。リヴァプール・スコットランドと行くつもりです。

 1992年5月17日ストラットフォードにて、たんぽぽ」

(ケンブリッジの絵葉書)




「前略

 長い旅も終わりに近づいてきました。オックスフォード、リヴァプール、エディンバラ、
 ハワースと列車で回り、今日の夜にはロンドンへ戻る予定です。

 緑にあふれた5月のEnglandはとてもきれいです。

 1992年5月23日10時15分、 たんぽぽ」

(小説『嵐が丘』の舞台ハワースの絵葉書)





 コロナ対策禍とロシアのウクライナ侵攻により、今まで信じてきたことの多くが幻想にすぎないとわかりました。なにを信じればいいのか、今まで自分のしてきたことは何だったのか、座標軸を見失ってしまいました。はっきりしているのは、自分とうに終わっていますが、それ以前にそもそも日本はとうに終わっている国だということ、生まれる前からの右足股関節脱臼により痛みで遠からず歩けなくなる日が訪れるということ。生きていく希望はありません。それでも、ライブ配信だけになる可能性もありますが、ヅカローみるまで死ぬわけにはいきません。これもまたわたしの中ではっきりしていること。これからどうなっていくのか、長く過酷な夏は始まったばかりです。