春のプリンス・エドワード島への旅_5日目
"We are ruch," said Anne staunchly.
"Why,we have sixteen years to our credit,and we,re happy as queens, and we,ve
all got imaginations,more or less.Look at that sea,girls-all silver ans shallow and
vision of things not seen.We couldn,t enjoy its loveliness any more if we had
millions of dollars and ropes of diamonds.
Would you want to be that white-lace girl and wear a sour look all your life,
as if you,d been born turning up your nose at the world?
「私たちだってお金持ちよ」アンは、はっきりと言った。「この16年間を立派に生きてきて、女王様みたいに幸福だわ。それにみんな多かれ少なかれ、想像力を持ち合わせているもの。ねえ、あの海を見て。一面が銀色に輝く光と影と、そして目には見えない幻に満ちているわ。たとえ何百万ドル持っていても、ダイヤモンドの首飾りを何本も持っていても、あの海の美しさをもっと愉しめるということはないのよ。それに今夜いた女の人たちの誰かになれるとしても、誰にもなりたくないでしょう。苦虫をかみつぶしたような顔をして、まるで生まれた時から世の中を軽蔑しているみたいよ。」」
(松本侑子訳『赤毛のアン』より-第33章ホテルの演芸会)
”Well,I don,t want to be anyone but myself,even if I go uncomforted by
diamnds all my life," declared Anne.
"I,m quite content to be Anne og Green Gables,with my string of peal beads.
I know Matthew gave me as much love with them as ever went with Madame
the Pink Lady,s jewels,"
「「そうね。でも私は、自分以外の誰にもなりたくないわ。たとえダイヤモンドには一生慰められることはなくても」
アンはきっぱりと言った。
「私は、この真珠の首飾りをしたグリーン・ゲイブルズのアンで心から満足しているわ。だって、この首飾りをマシューは愛をこめてくれたんだもの。それはピンクのマダムの宝石にまつわる愛情に決して劣らないわ」」
(松本侑子訳『赤毛のアン』より-第33章ホテルの演芸会)