行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

文化の日、中高年パワーと早慶戦

2010-11-04 18:07:51 | Weblog
昨日は文化の日、昭島市民ホールへ、先ず裏、表千家の茶席でゆったりと薄茶をいただき、何人かの同級生や知人と会った後、油絵、墨絵の傑作を鑑賞、中学時代の美術の先生作「錦秋の妙義山」がすばらしかった。
広場では秋晴れの中で菊花展を見た。こちらは猛暑の天候が災いし、懸がいの菊は5分咲き、大輪の菊もいつもより出展が少ないがまさに花を添えていた。

大ホールでは大正琴の演奏会、ほぼ満席の盛況、一日中日本の叙情歌中心の演奏だ。先週はこのホール、フラダンスで盛り上がったらしい。

茶を立てる人、絵を描く人、菊を丹精する人、大正琴を演奏する人、ほとんどが60歳以上のシルバー世代。昭島という小さな11万人の市に大正琴を演奏する人がこんなに大勢いるとは!先週開催されたフラダンス大会の先生も私の中学の同窓生で弟子が200人もいるとのことだった。

今回見られなかった盆栽展、陶器展、書道展も同じ傾向で、日本文化の基底を支えるのは中高年パワーと再認識した。

帰宅して、今度は早慶戦をテレビ見物、家が近ければ神宮に行きたかった。50年ぶりの優勝決定戦、超満員の神宮、こちらは若さのパワーがあふれていた。先日のプロ野球ドラフト1位指名の斉藤、大石コンビの豪華リレーで早稲田が勝ったが、ノーヒットノーランで7回まで抑えられていた8回の慶応の気力あふれる反撃は見事だった。特に印象に残ったのは慶応の総力戦、投手を使い果たし、9回には一塁手が登板することになった。歴史に残る一コマだった。
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