行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

柳田法相辞任は代表選の後遺症

2010-11-22 23:11:10 | Weblog
本日、柳田法相が辞任した。地元での気のゆるみで出た発言が命取りになった。その発言とは
ー法務大臣というのはいいですね。二つ覚えておけばいいですから。「個別の事案についてはお答えを差し控えます」とね。あとは「法と証拠に基づいて適切にやっております」ー

当事者の大臣が思ってはいても、言ってはいけない台詞で、自分の無能力を図らずしも証明してしまった。

菅内閣の閣僚でどうして柳田議員が大臣になったのか理解できなかった。自民党時代は当選回数と派閥推薦で閣僚が決まったケースが多かったが、政権交代し、鳩山内閣では鳩山首相以外は経験はないけれど能力ある人材が閣僚になったのに、菅さんになってから首をかしげる人事になった。

その典型が柳田法相で、今になって思い当たるのは小沢との代表選の後遺症なのではないかということだ。柳田議員は旧民社党時代から衆議員、参議員を勤めたベテランだが司法行政には無縁であった。代表選支持では民社グループが割れる中、菅首相を推し、その功績人事と言うことなのだろう。

国会の中での混乱で補正予算をはじめ、国政が停滞している様はタイに匹敵する。与野党ともいい加減にしてほしい。
コメント
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