行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

ビデオ流失は海上保安庁の粗雑な情報管理が原因だった

2010-11-12 15:00:08 | Weblog
驚きの第二弾は海上保安庁のお粗末な情報管理ということ。研修用に都合良く編集し、それを庁内にネットで流していたとの報道に開いた口がふさがらない。これなら洋上でもPCで簡単に見られ、USBメモリーに保存し、インターネットカフェでユーチューブに載せられる。

図らずも海保の組織的欠陥が暴露された。本人は国を危うくするというやったことの重大性が判っていないようだ。自民党の丸山議員は犯人を「義民」だと発言、まさに戦前の反乱軍を称えたのと同じ理屈で、あまりにも単純すぎる。上司の判断を仰がずに独断で実行した行為は海保であるだけに重大だ。海保自体は準軍隊組織で機関砲で武装した巡視艇を有し、日本の海を守っている。他国の艦船と接触することも多く、今回のような航海士が独断専行した場合危険な場面も出てこよう。

今回の流出ビデオは全容を表してはいない、都合の良いところだけ編集していることも考えられる。政府の態度は全容公開を拒否している。何が隠されているのか?第三の驚きがあるのか注目したい。
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