行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

ボジョレー・ヌーボを味わう

2010-11-18 22:57:48 | Weblog
今年のボジョレー地方の天候は後半、9月頃から持ち直し昨年ほどではないが葡萄の出来は良いとのニュースで期待していた。また、味も昨年のカシスからストロベリー系ということだった。

所持多忙で買いに行くのを止め、通販で40年の古樹から生まれたヌーボー「コロン・ペール&フィス」を初めて試してみた。ボジョレ特有の酸味の強いすっきりとした味で、ヌーボーはヌーボで40年という歴史を感じることはできなかった。

ボジョレーヌーボの輸出量の半分は日本向けなので種類は豊富でこの何日か当分飲み比べができる。500円のペットボトル入りのもあり、今年のものはどんな味なのだろうか?昨年、ペットボトルのヌーボも飲んだが味、気分、雰囲気などもう一つという気がした。ワインをコップで飲むような感じなのだ。

日本酒でも新酒がもてはやされるところを見ると日本人のこうした気質を熟知したフランス人のマーケティングは大したものだ。私が最初にボジョレーヌーボーを飲んだのは確か1980年だった記憶がある。それ以来、毎年飲んでいるが品質が安定していることに驚かされる。何せ相手は自然界に影響される葡萄だから、並大抵の努力ではない。

口を開くと農業開国反対を叫ぶ農業関係者がいるがボジョレヌーボーを見習ったらどうだ。
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