為替が円安となり、かつ消費税が上がり、ワインの値段が気になってきたが、定番のイエローテールは豪州産のため1000円前後で踏みとどまり助かっているが、昨年からはスペイン産、アルゼンチン産などこれまでスーパーの店頭には多くなかったワインが出回りだし、しかも1000円以下で売られている。日本に入ってきているのは品質が良く、年金生活者のワインとしては期待どおりで助かる。5年前の1ユーロ=110円の時のようにシャトウ・ヌフ・ド・パフが1000円台ということはないが、キャンティやドロミテ産のシャルドネ、カベルネなどは1000円以下で販売されており、店頭ではこれまで以上に種類が豊富だ。
チリ産のワインはユーロ高の中、競争力が増したためか1000円以下だけでも豊富だ。デイリーワインの王者をコノスル18番でとったためか、コノスルはいろいろなグレードを揃えている。その中でピノノワールは1000円以下で買える。
そうした中から、今日はシチリア島の太陽がラベルになっているネラダボラ種のワインを紹介したい。ヨーカドーで見つけた珍しいシチリアの地酒で何と645円という安さ、しかしネラダボラのしっかりとした味を持ち、肉料理には最適だ。シチリア島のワインは格付けは比較的低いが、気候に恵まれ品質はトスカーナに負けない。