東京都が出資する「新銀行東京」と、首都圏を地盤とする地方銀行(東京都民銀行、八千代銀行)の持ち株会社「東京TYフィナンシャルグループ」は12日、2016年4月の経営統合に向けて本格的な協議を始めることで基本合意したと発表した。
2008年、当時の石原知事が税金1000億円を使って設立した新銀行は大赤字で855億の税金は消えてしまった。(詳しくは当時のブログ下記を参照)その後400億円の税金を投入し、再建をはかっていたがやはり伝統ある地銀に任せる方が良いと舛添知事が判断した。知事は何とか400億円は回収すると言明したが政治家として当然の判断だ。マスコミの報道は無責任にも税金を毀損させた石原元都知事や新銀行設立を推進した自公両党の責任を追及してない。元知事や自公議員に良心があるなら我々都民に損害を与えたのだから毀損した855億の一部でも差し出すべきだ。
2008年10月28日のブログ
新銀行東京の無責任オーナー石原知事
今日の報道で新銀行東京が何故不良債権を積み上げて倒産寸前か理解できたと思う。闇の世界が新米銀行をうまく利用した一例だ。私の税金を何でこんな無責任な銀行に注ぎ込んだのだろうか?都の出資金1000億円はすでに855億も無くなっている。さらに自公都議は400億円の追加出資を強行した。石原知事はじめ自公の都議員は自分の資産を差し出すべきだ。
そもそも東京都には数多くの地元と密着した信用銀行もたくさんあり、中小企業と運命共同体的経営を行っている。新銀行の相手はこうした伝統ある健全な中小企業との結びつきもなく、新たに顧客を開拓しなくてはならない。今回の犯罪は行員にノルマを課し、かなり無理したための結果だと報道されている。
石原知事は旧経営者の責任と平然としている。民間だったらオーナーは全財産をはたいても株主(私を含めた都民)の毀損に埋め合わせをする。経営者を選んだのはと言うより頼み込んだのはオーナー石原自身なのだから。