2016年のエンゲル係数(家庭の消費支出全体に占める食費の比率)が25.8%と4年連続で上昇し、1987年以来29年あぶりの高水準となったことが17日、総務省の調査で分かった。
エンゲル係数とは懐かしい言葉で、最初中学の時習った記憶がある。日本がようやく飢餓状態から脱出し、食べることから解放された時代であったが、米国に比べエンゲル係数は倍以上と家庭科の先生が解説してくれた。前回のブログでは子どもの食事を提供するNPOを紹介したが、今日の報道では日本全体の食の課題だ。家庭科の先生は経済が発展し豊かになるとエンゲル係数は下がると教えてくれた。事実、日本のエンゲル係数は高度成長で下がり続けた。
今回の現象は日本人の生活が下がりつつあるのだろうか?事はそう簡単ではなさそうだ。
総務省が14~16年の上昇要因を分析したところ、上昇幅1.8ポイントのうち、円安進行などを受けた食料品の価格上昇が半分の0.9ポイント分を占めた。それ以外は、節約志向の強まりによる消費の抑制(0.7ポイント分)▽夫婦共働き世帯や単身高齢者の増加に伴う外食や調理済み食品などへの支出増(0.2ポイント分)だった。
食品価格の上昇と消費税増税による節約志向が主因であることは間違いない。しかしこれは短期的な要因で、私が注目するのは、外食や調理済み食品への支出増だ。日本の外食産業の発展は目覚ましい、米国のマック、スタバなどの影響もあるがラーメン、回転寿司などのチェーンは新日本食ブームをグローバルにおこしている。また、高齢化で調理済み食品への支出もこれから増えることは我が家の状況からも確実だ。輪をかけるのがコンビニのサンドイッチやおにぎりの開発にかける熱意で、最近は蕎麦やラーメンへのこだわり品は外食産業への脅威となってる。
共稼ぎ、高齢化といった社会変化と対応する産業の努力でエンゲル係数は上がることになりそうだ。
今日から4日感、宮古島に滞在してる。
南国の空港はブーゲンビリアで飾られている。
エンゲル係数とは懐かしい言葉で、最初中学の時習った記憶がある。日本がようやく飢餓状態から脱出し、食べることから解放された時代であったが、米国に比べエンゲル係数は倍以上と家庭科の先生が解説してくれた。前回のブログでは子どもの食事を提供するNPOを紹介したが、今日の報道では日本全体の食の課題だ。家庭科の先生は経済が発展し豊かになるとエンゲル係数は下がると教えてくれた。事実、日本のエンゲル係数は高度成長で下がり続けた。
今回の現象は日本人の生活が下がりつつあるのだろうか?事はそう簡単ではなさそうだ。
総務省が14~16年の上昇要因を分析したところ、上昇幅1.8ポイントのうち、円安進行などを受けた食料品の価格上昇が半分の0.9ポイント分を占めた。それ以外は、節約志向の強まりによる消費の抑制(0.7ポイント分)▽夫婦共働き世帯や単身高齢者の増加に伴う外食や調理済み食品などへの支出増(0.2ポイント分)だった。
食品価格の上昇と消費税増税による節約志向が主因であることは間違いない。しかしこれは短期的な要因で、私が注目するのは、外食や調理済み食品への支出増だ。日本の外食産業の発展は目覚ましい、米国のマック、スタバなどの影響もあるがラーメン、回転寿司などのチェーンは新日本食ブームをグローバルにおこしている。また、高齢化で調理済み食品への支出もこれから増えることは我が家の状況からも確実だ。輪をかけるのがコンビニのサンドイッチやおにぎりの開発にかける熱意で、最近は蕎麦やラーメンへのこだわり品は外食産業への脅威となってる。
共稼ぎ、高齢化といった社会変化と対応する産業の努力でエンゲル係数は上がることになりそうだ。
今日から4日感、宮古島に滞在してる。
南国の空港はブーゲンビリアで飾られている。