行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

年金生活者のワイン、ポルトガル編

2017-03-19 22:05:51 | Weblog

2年前にポルトガルを訪れ、有名なポートワインの地を訪れたが、ダン地方の赤ワインも美味しかった。日本には数少ないが1000円前後で手に入るこのカヴィポル カテドラル レゼルヴァはテンプラーニョ種だけのスペインのワインより軽めでミディアム・ボディに仕上がっている。ティンタ・ロリス (テンプラーニョ)40%、トウリガ・ナシオナル 40%、アルフロシェイロ 20%といった品種を使っており、このマリアージュはおそらく伝統的な技術が伝承されているのだろう。

数々のコンクールで金賞を獲得しただけにスパイスも香も良い。年金生活者のワインに加えたい。

作家の壇一雄がポルトガル・リスボンの近郊の漁村サンタクルスに昭和45年11月より昭和47年2月まで滞在していたが、このワインの名DAO(Aの上に~が付いている)ダンと発音するので、このダン地方のワインを愛飲したと現地のガイドが解説した。

因みに現在日経で連載しているサントリーの鳥井真二郎伝で、ポートワイン(ブランディを混ぜて酒精を強化している)を飲んで感激し、自ら苦労して赤玉ポートワインを開発している様子が掲載されている。

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