ここのところ、毎日AIが何かと話題になったり、ニュースになっている。将棋界のホープ藤井四段はAI将棋で鍛えられたという話は耳新しい。
香港から興味深いニュースが飛び込んできた。
中国最大のネット企業テンセントでのAIサービス、誰でも質問できてAIキャラクターが答えるという魅力あるサービスでの出来事。誰かがこのサービスに「中国共産党万歳」と書くと、キャラクターは「こんなに腐っていて、能力がない政治に万歳するのか」と書き、また習近平国家主席のキャッチフレーズ「中国の夢」について意見を聞きくと、キャラクターは「アメリカに移住すること」と答えた。
香港から興味深いニュースが飛び込んできた。
中国最大のネット企業テンセントでのAIサービス、誰でも質問できてAIキャラクターが答えるという魅力あるサービスでの出来事。誰かがこのサービスに「中国共産党万歳」と書くと、キャラクターは「こんなに腐っていて、能力がない政治に万歳するのか」と書き、また習近平国家主席のキャッチフレーズ「中国の夢」について意見を聞きくと、キャラクターは「アメリカに移住すること」と答えた。
AIは膨大なデータを集めて判断するわけで、権力者に対する忖度は一切ないということがはっきりした。ここが人間との違いか?テンセントのインスタントメッセンジャー「QQ」のユーザー数は7億人超という想像を絶する巨大ネットで、影響力は共産党以上かもしれない。テンセントは慌てて、このAIサービスを中止したが、「AIの死を悼む」とか「AIは当局に逮捕された」などと書き込みがあり、今後の当局の対応が注目される。
日本の証券会社のファンドラップ広告でもAIロボットによる運用を嫌うファンドマネージャーが「ロボットには心がないから」と言ってるせりふがある。運用するにあたって、AIだと効率だけを追求し投資対象への好みが反映されないからだろう。しかしAIが進化し、運用成績が良くなれば、ファンドマネージャーは雇用の危機をむかえる。