行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

女子プロゴルフ、新星山下美夢有出現の背景に最新技術

2021-04-18 21:48:44 | スポーツ

「KKT杯バンテリンレディス」が行われた熊本空港CCは難コース、しかも強風の中、優勝は小祝さくらかなと予想していたが、小祝をしのぐショットを見せた新星19歳の山下美夢有が初優勝を飾った。
この新人半端な勝ち方ではない。トーナメントレコードの14アンダーで、2位の小祝さくら、古江彩香といったショットメーカーに5打差をつける圧勝だった。首位と2打差の4位タイからスタートした山下は、出だしの2番でフェアウェイバンカーからピン横4メートルにつけてバーディを奪うなど、前半だけで4バーディを獲った。後半は初優勝への緊張から、落とすかとみていたが、150センチの小柄ながら揺るぎない下半身から繰り出すショットは正確さをキープして制した。

2位に入ったヤマハレディスの時に明らかになったのだが、この正確な100ヤード前後のショットについて、最新技術マシーンでの練習が役立っていると本人は言っている。昨年8月に300万円のトラックマンを購入して猛練習、5ヤードの打ち分けができるようになり、次の目標は3ヤード刻みとのことだ。今回の優勝賞金が1800万円だから、先行投資が活きたわけだ。

トッププロはトラックマンを購入しているようだが、山下のように具体的に明かしたことはなかった。山下はプロ入り直後から得意と語っていた100ヤード以内のショットに磨きを掛けたわけだが、このデンマーク製トラックマン売れ行きがアップすることは間違いない。

以前触れた17歳高校生梶谷翼のオーガスタでの世界アマチュア選手権制覇といい、若い選手が次から次へと伸してきて、女子ゴルフは益々面白くなってきた。

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