緊急事態宣言初日、朝からテレビにかじり付いて遠くに大島、富士山、海の色も真っ青の絶景を楽しみながら川奈ゴルフでの激戦を観賞した。このコース一度だけ回ったことがあるが、手作りコースのため、フェアウェイも波打っている。グリーンはかなり高い砲台で、難しく苦労の連続だったが、断崖の上のコースで景色は良かった。ボールはいくつか海に吸い込まれた記憶がある。
昨日まではアンダー7、8が目白押しで、高いレベルの混戦模様だった。強風の中抜け出したのがいま好調の稲見と先週初優勝の山下、追いすがる世界の名手申ジエ(前回大会では7打の差を逆転優勝した)をかわし、稲見萌寧が5バーディー、1ボギーの67とスコアを伸ばし、通算12アンダーで、今年に入って4勝目という快挙だ。2週連続優勝を目指した19歳の山下美夢有が3打差の2位。終わってみると、この日ベストの64をマークした小祝さくら、66をマークした古江彩佳、笠りつ子が申ジエに追いつき通算7アンダーで3位だった。賞金争いで1位と2位の小祝、古江は稲見には負けたくないという執念が感じられた。
2日目には砲台で狭いグリーンの17番172ヤード、半分以上の選手がボギーという最難関で、ペソンウが見事ホールインワンを見せ、賞金600万円を1打で稼ぎ、花を添えた。