パナソニックオープン・レディースは首位に2打差の2位から出た上田桃子が通算5アンダーで並んだ黄金世代大里桃子とのプレーオフを制して優勝した。プレーオフをショートホールでやるという珍事?2019年のヨネックスレディース以来となるツアー通算16勝目、スタート時、首位は8アンダーの古江彩佳なので、これはまた若手の独壇場かと思いきや、強風が吹き荒れるコースで我慢比べとなり、経験豊富な35歳の上田桃子がドローボールをコントロールして見事勝った。
ゴルフは自然界との闘いといわれ、まさに本日はそうなった。ショットメーカーの古江が後半40たたいて沈んだのは、風で集中できないため、パットが乱れた。昨日直接カップに入れるというホールインワンを見せた原英莉花も同じ13番で今日はなんと4パット、ゴルフは判らないものだ。しかも最終ホールではグリーン上で置いた原英莉花のボールが風で2mぐらい動くという事態に、しかしここは集中しバーディでリベンジした。あの4パットが2パットで上がっていれば6アンダーで悠々優勝だった。
注目したいのはアマで4アンダー3位の岩井明愛、飛ばし屋のプロ並みの距離をだし、強風に気も止めず、またもやモンスターが現れた感で、古江のようにアマで優勝し、即プロの可能性もありうる。オーガスタで優勝した梶谷翼との対決も面白い。
男子の中日クラウンズでは48歳のベテラン懐かしい宮本勝昌が首位でスタートしたが、ボギーなしの7バーディ「63」で回った岩田寛に逆転負けした。しかし健在ぶりを見せてくれた。