ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ、最終日首位と3打差の2位タイからスタートした西村優菜が、6バーディ・1ボギーの「67」をマークし、大会記録となるトータル14アンダーで国内メジャー初優勝を挙げた。
茨城GC東コースはメジャー大会とあって、距離も長く、グリーンは高速、グリーンセッティングも難関、誰もが飛ばしやかベテランが優勝と予想したが、ミレニアム世代20歳、150cmの西村が制した。ドライバー飛距離は61位、しかし、レキシー・シンプソンが記録した13アンダーを破ったからただ者では無い。賞金ランキングも6位となり、3位の同期古江彩佳とミレニアム世代の先頭を走る新ヒロインの誕生だ。
西村の強さはどこにあるのだろうか?飛距離を補うのはフェアウェイウッドやユーティリティの正確性と高速グリーンに対応したパットと解説者は分析しているが、私は彼女の精神面の強さも感じる。それは彼女の微笑みに象徴される。前回大会で優勝した渋野日向子はその後全英オープンで優勝し、シンデレラスマイルと称えられた。ゴルフ解説者はダメージを受けても作り笑いでもと言っているが西村はその必要は無い。西村も渋野と同様全英オープンでの活躍が期待される。
西村のセッティングは5番ウッド、7番ウッド、9番ウッド、6番ユーティリティ、と距離が落ちた年寄りにも向いている。