初日から首位を走っていた稲見萌寧が前半2バーディーで12アンダー、ぶっちぎり優勝と思えたが、強風が吹き荒れた中、後半6ボギーと崩れ、6打差リードしていた小祝に逆転優勝を許した。
特に、追い風の中のショットが今までと違い、スピンが掛からずグリーン奥に外し、16番、17番で連続ボギーをたたいたのが痛かった。一方小祝もパットが好調では無かったが、我慢のゴルフで難しい16番でピンそば50cmに寄せバーディで稲見に追いついた。稲見はクラブの番手を間違えたと終了後、語っていたが、9番から12番まで、まさかの4ホール連続ボギー。2018年のプロ転向後、これまで連続ボギーのワースト記録(3ホール、4回)を更新した。
オリンピックから連続で出場している疲れが後半に出たのではないだろうか?ショットは正確でもスピンが掛からなくなったことが思いもかけないグリーンオーバーとなった。小祝はオリンピック期間中休みながら自分のゴルフを振り返り、修正すべき点は直し、先週に続く連続優勝に繋がった。「お休み萌寧」賞金女王争いはまだ先が長い。
今日はこれから全英女子オープン決勝ラウンドがある。昨日3Rでは古江彩佳がノーボギー5アンダーで日本選手のトップを走る。おそらく参加出場選手の中で最も小さく、最も飛ばない古江がどこまで食い込むか楽しみだ。