行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

ポピュリズム総選挙、最大の敗者はマスコミ

2021-11-02 17:47:18 | 政治

各党がバラマキ政策を競った総選挙、争点がうやむやになった。その結果既存勢力がほぼ残ったということになった。しかし、惨めな敗者は出た。自民党幹事長が小選挙区で負けるという前代未聞のことが起こり、甘利幹事長は責任をとって辞任、一方最大野党の立憲民主は共産党との連合に失敗し敗戦、枝野代表は辞任となった。

しかし、最大の敗者は何の反省もないがマスコミだろう。選挙当日、投票〆切りとなる8時過ぎに各テレビ局は出口調査を元に各党の議席を予測したがすべて外れとなった。しかも一議席とか二議席とかでなく、大きく外れた。朝起きて投票結果を見て狐につままれたような感じだった。
民放は自民238~243議席、立憲民主113~130議席、NHKは幅を持って予想し、自民212~253議席、立憲民主99~141議席と8時過ぎに予想した。結果は自民261,立憲民主は96で、プロの予測とは思えない惨めな結果だ。民放各局予測より自民は20議席上まわり、逆に立憲民主は予測より30議席以上も下回った局もあった。伝統的に最も精度の高いNHKでも自民最大253議席,立憲民主党最小99議席と、民放各社予測より幅を持たせた分誤差は少ないが今回はアウト。

放送各局の政治記者は頭を丸めて反省してもらいたい。

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