ゴルフは自然との闘いでもある。地の利があることが今回のツアーでは明らかになった。4日間北海道出身の3人がトップを走った。結果は北広島市出身の小祝さくらが3バーディー、2ボギーの71で回って通算12アンダーで逃げ切り、初の地元優勝を飾った。今季初勝利、ツアー通算9勝目。
苫小牧市出身の菊地絵理香は9アンダーで2位、ルーキーの千歳市出身宮沢美咲はさすがに最終日最終組での優勝争いは重かったか、6アンダー5位だった。北海道のゴルフコースは洋芝で慣れない選手はラフからのショットは芝が絡みつき苦労する。2位タイと追い上げたのが、この日のベストスコア68をマークした穴井詩、初日は77もたたいた。後のインタビューで「ラフからのショットが難しく、修正を重ねながら最終日は68となった」と言っている。さすがベテランだ。先週優勝した桜井心那は2アンダー11位、好調だった桑木志帆は2オーバー31位と苦戦した。、
これまで北海道で優勝したことのない小祝にとって、地元での優勝は夢だった。2020年8月のニトリレディスでは笹生優花に2打及ばず2位に終わった。8日の第3ラウンド後には「その時にまたリベンジしたい、いつか優勝したいという気持ちが強まった。北海道での優勝はずっと目標」と話していた。
次回の北海道でのツアーが楽しみだ。