元旦のおせちと雑煮でのワインは例年通り、スペインカバのスパアークリングで乾杯、夕食の赤ワインは初めて南仏のTARANIマルベック、双方とも900円前後のものだが、中身は満足のいくものだった。カバのスパークリングは定番のグランリベンザ・BRUTはシャンパンに引けを取らない。TARANIはIGPクラスのものなので、期待はしていなかったが香りといい、味の重さも深味もこれがIGP?と思うくらい素晴らしかった。イタリアワインでもIGTもので得したものが結構あるが、フランスのIGP、TRANIとの出会いは新鮮であった。
調べてみると、「TARANIは年間出荷数およそ370万本、そのうち、フランス国内で年間140万本が流通し、レストラン採用数NO.1ワイン」でヴィノバリー生産者組合が出荷している。同生産者組合はフランス南西地方のガイヤックに位置し、年間生産量2,100万本を誇る南西地方NO.1の巨大生産者組合。当にボルドー高級ワインに対峙する庶民のワインというところか、日本での流通は少ない。
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