行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

女子プロゴルフ、ニトリレディスゴルフトーナメント難関コースを制したのは稲見萌寧 

2022-08-29 21:17:16 | スポーツ

稲見萌寧はオリンピア銀メダリスト、また賞金女王として、この難コースで大会2連覇を果たし、実力者を証明した。2打差2位から出て3バーディ、1ボギーの「70」でプレーし、通算9アンダーで初日から首位を守っていた原英莉花を逆転した。

山下と首位で並んで迎えた難関16番パー4、420ヤード、右ドッグレッグかつグリーン右手前に池があり、1打差で追い上げてきた多くの選手が苦しんが、稲見はきっちり第1打をフェアウェイキープでパーセイブ。一方第1打をラフに入れた山下はパーオンできず、ボギーとし、勝敗がここで決まった。

初日から首位を走った原英莉花は、前日に池ポチャからダブルボギーを喫した2番で最終日まさかの4パット、痛恨のダブルボギーで優勝争いから後退、悔し涙に暮れた。同じ2番ホールで連日失敗するゴルフの不思議。精神的なものがあるのだろう。

3連覇がかかった岩井千怜、この難コースで2週連続優勝争いの心身疲労が重なったのか、予選敗退となった。ルーキーにとって試練だったが、これを糧としてまた優勝戦線に復帰して欲しい。対称的に山下美夢有は国内女子ツアーでは8試合連続トップ5入りを果たした。8戦連続は日本人選手では不動裕理(2003年)らの7戦連続を抜いてトップとなった。おかげで、年間女王を争うメルセデスランキングでも予選落ちに終わった西郷真央を抜いて1位に浮上した。21歳と若いが山下のタフさが凄い。ランキング1位山下、2位西郷、3位稲見と役者がそろった後半が楽しみだ。

男子プロゴルフツアーでも若手の躍動があった。KBCオーガスタ最終日、1打差の2位で出たルーキーの河本力(22)が、5バーディー、3ボギーで二つスコアを伸ばし、通算16アンダーで、逆転でのツアー初優勝を飾った。松山を思わせる大型選手で学生時代から注目していた。


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