行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

地中海の最古の文明は女神信仰

2019-02-26 02:33:49 | 海外

歴史では世界3大文明とか、習ったかすかな記憶があるが、地中海やエーゲ海にはまだまだそれ以前の文明の痕跡があり、ロマンを、感じさせる。ギリシャ、サントリーニ島のアクロティリ遺跡を訪れ、クレタ島ではミノア文明、クノッソス遺跡をブログでも紹介した。
ここマルタにはさらに遡ること4500年前の巨石文明の遺跡が36箇所発見されている。マルタ島の北、ゴゾ島へフェリーで25分、比較的原型が残っている女神信仰の神殿、ジュガンティーナ神殿を訪れた。


上からの俯瞰はクローバーの形で丸い神殿の各部屋は女性のお尻との説もある。



すぐ北にあるシチリアから来た民族が築いた巨石文明で、英国のストーンサークルより古い。このような巨石を小さい石のコロ(現場に残されている)で運んだと推定される。この民族、疫病か食糧不足で??、消滅し、その後500年間マルタは無人島になった。謎は尽きない。
遺跡の周囲はアーモンドの花や野草の花盛りで、厳しい歴史の中でものどかな春を演出している。近くの海の色は何事も無かったごとく美しい透明なブルーだ。

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