マルタは殆どが石灰質土壌、海岸の洞穴見学からこれはワインには良いのでは、と思った。マルタのワイン生産の起源は、2000年以上前のフェニキア人の時代に遡る。マルソヴィンと エマニュエル・デリカータというマルタを代表する2つのワイナリーの他、いくつかのローカルワイナリーがある。2004年にマルタが欧州連合 (EU)に加盟した後、EC基準の高級DOK (原産地保証)ワイン、IGTワインを生産している。
訪れたマルソヴィンはバレッタの近く、港に面している。ワイナリーがこんなところにあるとは驚いたが、マルタ島、ゴゾ島に畑があり、船で収穫葡萄を運ぶのにも、出荷するのにも便利だ。ここでは現地の品種Ġellewżaの赤と、Ghirgentiの白、シラーロゼを試飲した。いずれも水準以上で、しかも安い。重いけど土産に写真の「1919」を日本に持って帰った。白はシャルドネに似て、 Gellewzaはアルゼンチンのマルベックに似ている。
マルタ原産種ゲルーザのDOK1919,豊穣の女神が寝そべっているラベル10ユーロ
シャンペン製法でここでスパークリングを生産している。澱を取り、栓をする工程
ゴゾ島のワイン6ユーロ、メルロー
カベルネソービニヨンと
すぐ北にあるシチリア島のネラダボラDOCがスーパーで7ユーロ、これも旨かった。
マルタは旨いワインが安くてワイン天国だ。
ワイナリー、メリディアーナは、イタリアの名門アンティノリー家の支援のもと、品質を向上させているとガイドは言っていたが、テイストする機会はなかった。
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