行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

イタリアの観光バスに乗って

2012-07-06 00:10:57 | Weblog
イタリアの観光バスはEUの共通特別法に従って運行される。4時間走れば45分の休憩をドライバーに与えなければならない。タコメーターでチェックされ違反したら厳罰が科せられる。

イタリアの高速道は大都市周辺以外は無料だ。料金所では外国車以外は日本のETCカードと同じシステムで徴収している。運輸費用は安く製造業や農業の競争力に貢献している。

高速道のサービスエリアでの売店はガソリンスタンドに併設され日本のような賑わいはない。でも最近はホテル、ショッピングセンターに併設される例も見られ新しい動きにだ。観光客としても土産が安く買え重宝だ。

ミラノから2時間余りモンブランやマッターホルンの麓へ、ローマ時代の街道に造られた高速道を走った。道路の両脇は延々とトウモロコシ畑が続き、北イタリアの主食だったことがわかる。トウモロコシで作ったポレンタをよく食べることから南部のイタリア人は北イタリア人をポレンタ野郎と揶揄する。

北イタリア人は南部を養っていると自負し北イタリアの独立を目指す北部同盟なる政党を立ち上げた。しかし、財政金融危機でそれどころではない。

若年層の失業率が2割に達すると云うのにミラノマルペンサ空港ではボーターが少なく見つけるのは難しい。

政治の停滞は日本だけではないようだ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 世界最大のエアバスはイマイチだ | トップ | ルネサス高知工場縁起 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事