津田梅子のTVドラマ、現代人へのテーゼ
TVドラマ「津田梅子、お札になった留学生」では先年の渋沢栄一ドラマ「晴天に突け」に引き続き、明治維新期の先人達の勇気あふれる人生に触れ感動した。先ず驚いたのは6歳の梅子を留学......
昨年、6歳で米国留学した津田梅子は「自分の意見を自由に言える女性」で、「女性が男性と対等で自由に活躍できる」日本に変えて行くというドラマが話題になった。
今年は、東大阪でヒロイン舞による起業(スタートアップまで行くかまだ判らない)が朝ドラで終局を迎えている。津田梅子は明治時代、数々の困難に直面したが、女子教育という資産を残した。今でもジェンダーギャップ(注)は存在し、スタートアップの世界は男性偏重で、金融庁の報告書によると、日本の起業家にしめる女性の割合は34.2%、内会社化しているのは14.2%(朝ドラ「舞いあがれ」はこの段階)、そして新規上場企業にしめる女性社長の割合はわずか2%だ。原因は「社長が妊娠したらどうするんだ」といような無意識の偏見が背景にあり、肝心の資金調達が男性起業家に較べ厳しいことにあるようだ。
朝ドラでいろいろな壁を乗り越え、どこまで発展し、女性起業家のロールモデルまで主人公舞が成長するか注目したい。
注、世界経済フォーラムが発表した2022年のジェンダー・ギャップ指数の日本の総合順位は、146か国中116位(前回は156か国中120位)と、前回と比べほぼ横ばいの順位。
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