二日間夏休みをとりました。
何も予定はなかったんですが、眼科の定期点検(検診)があったのでついでに思い切ってお休み。
10月の穴窯焼成参加にむけてそろそろ作る時間が欲しかったこともあって。
1日目は午前中は築地の聖路加病院で目の検診、さて午後はのんびり花器の作製をと思ったらあんまりサボリ過ぎていて土の状態が固すぎ。 これを水を加えたり練ったりと扱いやすい状態にするだけで終わっちゃいました。
2日目こそはめいっぱい土いじり~、と思ったら・・・
前夜にコンタクトレンズを片方紛失してそれがどうしても見つからず、あきらめて朝から八重洲の眼科に。 コンタクトレンズを無くした時って本当に心細く情けなく何もできない精神状態になっちゃうんです。 片眼7千円程度で買えるんですが気分としては3万円くらい落としたような。
コンタクトレンズは処方箋がいるので診察とレンズ代で約8千円。
痛い出費だったなー。 1日くらいランチでウナギでも食べにいくかーと考えてたのにそれどころじゃない。T_T
で、せっかく都内までわざわざ行ったので東京国立近代美術館工芸館で開催中の「萩焼の造形美人間国宝三輪壽雪の世界」を見てきました。三輪壽雪氏(11代休雪)は96歳で今なお現役の重要無形文化財保持者(人間国宝)です。 萩焼、ご存じですよね? お茶の世界で「一楽・二萩・三唐津」と格式の高いものです。
三輪休雪(現在は休雪を12代に譲り壽雪を名乗る)といえば「休雪白」
木々に積もった雪のような立体感のある白
「鬼萩」のみごとな釉の縮れ(梅花皮)が作り出す文様
(大道土に金峯土・三島土をまぜさらに粗砂を加えるはずです/私なんぞやろうものならボロボロにしてしまうでしょう)
また底部=高台部分に十時の切れ目を大胆に入れただけの力強い割高台(花弁形とも)
このあたりが人間国宝になってからの大きな特徴でしょうか? といった印象です。
こういう名前、継承されるものだから何代目とか言ってもおぼえられないんですよね。先に人間国宝となったお兄さん(物故)は休雪の名をこの現・壽雪さんにゆずり休和と名乗られたはず。
ああ、ややこしい。
展示品はほとんど茶陶ばかり。 茶道にかかわる人にはたまらないでしょう。お若い頃からの作品も目にできるのはめずらしいと思います。萩の特長の一つ琵琶色、白くぽってりとした白萩、薪窯特有の灰かぶり(銀色のような小さな斑点を浮かべる淡いピンク色に白い釉が変化した)の窯変、近年の作品はまた年齢を重ねるにつれさらに力強く、また優雅にも見えます。
それはもう抹茶茶碗を越えて「抹茶茶碗の形をした芸術品(オブジェ)」のようでもあります。 ←と勝手に思っていたら解説にもそんな風にあったらしいです。(でもそれって褒め言葉なんだか?)
さて、長々書きましたので、興味のない方はもう読んでないでしょうね。^_^;
どれもため息がでるようなすばらしい作品・・・だろう、と見る力のない私でも思うのですが、決して抹茶茶碗として使われることなく美術館のガラスケースや収蔵庫におかれる抹茶茶碗ってはたして抹茶茶碗としてどうなのだろうか? 作られたご本人はどう感じておられるのか、ちょっと気になるところであります。
人間国宝の茶碗となればそうそう使えるわけないんですけどね。
こんなこと考えるなんてとーんでもないことですね、きっと。
値段の話しをするのもなんですが、販売コーナーにてこの方のプリンのカップのような形のぐいのみ(すみません表現が悪くて)一つ63万円也
・・・お金のことなんか考えちゃいけないんですよ。ええ。
何も予定はなかったんですが、眼科の定期点検(検診)があったのでついでに思い切ってお休み。
10月の穴窯焼成参加にむけてそろそろ作る時間が欲しかったこともあって。
1日目は午前中は築地の聖路加病院で目の検診、さて午後はのんびり花器の作製をと思ったらあんまりサボリ過ぎていて土の状態が固すぎ。 これを水を加えたり練ったりと扱いやすい状態にするだけで終わっちゃいました。
2日目こそはめいっぱい土いじり~、と思ったら・・・
前夜にコンタクトレンズを片方紛失してそれがどうしても見つからず、あきらめて朝から八重洲の眼科に。 コンタクトレンズを無くした時って本当に心細く情けなく何もできない精神状態になっちゃうんです。 片眼7千円程度で買えるんですが気分としては3万円くらい落としたような。
コンタクトレンズは処方箋がいるので診察とレンズ代で約8千円。
痛い出費だったなー。 1日くらいランチでウナギでも食べにいくかーと考えてたのにそれどころじゃない。T_T
で、せっかく都内までわざわざ行ったので東京国立近代美術館工芸館で開催中の「萩焼の造形美人間国宝三輪壽雪の世界」を見てきました。三輪壽雪氏(11代休雪)は96歳で今なお現役の重要無形文化財保持者(人間国宝)です。 萩焼、ご存じですよね? お茶の世界で「一楽・二萩・三唐津」と格式の高いものです。
三輪休雪(現在は休雪を12代に譲り壽雪を名乗る)といえば「休雪白」
木々に積もった雪のような立体感のある白
「鬼萩」のみごとな釉の縮れ(梅花皮)が作り出す文様
(大道土に金峯土・三島土をまぜさらに粗砂を加えるはずです/私なんぞやろうものならボロボロにしてしまうでしょう)
また底部=高台部分に十時の切れ目を大胆に入れただけの力強い割高台(花弁形とも)
このあたりが人間国宝になってからの大きな特徴でしょうか? といった印象です。
こういう名前、継承されるものだから何代目とか言ってもおぼえられないんですよね。先に人間国宝となったお兄さん(物故)は休雪の名をこの現・壽雪さんにゆずり休和と名乗られたはず。
ああ、ややこしい。
展示品はほとんど茶陶ばかり。 茶道にかかわる人にはたまらないでしょう。お若い頃からの作品も目にできるのはめずらしいと思います。萩の特長の一つ琵琶色、白くぽってりとした白萩、薪窯特有の灰かぶり(銀色のような小さな斑点を浮かべる淡いピンク色に白い釉が変化した)の窯変、近年の作品はまた年齢を重ねるにつれさらに力強く、また優雅にも見えます。
それはもう抹茶茶碗を越えて「抹茶茶碗の形をした芸術品(オブジェ)」のようでもあります。 ←と勝手に思っていたら解説にもそんな風にあったらしいです。(でもそれって褒め言葉なんだか?)
さて、長々書きましたので、興味のない方はもう読んでないでしょうね。^_^;
どれもため息がでるようなすばらしい作品・・・だろう、と見る力のない私でも思うのですが、決して抹茶茶碗として使われることなく美術館のガラスケースや収蔵庫におかれる抹茶茶碗ってはたして抹茶茶碗としてどうなのだろうか? 作られたご本人はどう感じておられるのか、ちょっと気になるところであります。
人間国宝の茶碗となればそうそう使えるわけないんですけどね。
こんなこと考えるなんてとーんでもないことですね、きっと。
値段の話しをするのもなんですが、販売コーナーにてこの方のプリンのカップのような形のぐいのみ(すみません表現が悪くて)一つ63万円也
・・・お金のことなんか考えちゃいけないんですよ。ええ。