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何とかAMP基板完成

2014年06月17日 | electro_craft
昇圧電源から実験用電源に変えて,ノイズは大幅に軽減することは確認できましたが,肝心なマイク出力が上がりません。回路は比較的単純なものです。何度も回路図と見比べても回路ミスは発見できませんでした。
ついでに,昇圧電源では正確に2.5Vが出ていないので,アンプ基板の空きスペースで分圧回路をくんでみました。


この部分,10kで中点を作りました。これは師匠の回路の通りです。

あわせて中点とGND間にチップで104のパスコンを取り付けてみました。

ちょうど3-4pinn間ですので都合が良かったです。

まあ,これでマイクの感度が上がることはないのですが,とりあえず,,,,

って,作業して基板をよく見ると,,,,(恥ずかしいことですが正直に書きます)

目がいったのはこの緑色の帯。ここは2.4kと2.7kで合成して5.1kΩを作っているところなんですが,緑は10^5じゃあないですか!!・・・kではなくてMです。これじゃあマイクに電流は流れませんよね,,,汗''
ここを5.6kΩに変えて,マイク感度OK!
・・・でも,ノイズがやはり乗ってしまいます。
この辺のことは,師匠のコメントをそのまま紹介します。

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私が組んだチップ部品の回路では0.1uFは入れていますが電解コンデンサは入れていません。
昇圧回路を入れたときはその出力には47uFのタンタルコンデンサを入れています。
音がおかしいとき電源が発振していることが考えられますが、
そのときはオシロスコープをACモードで感度を上げて観測してみて下さい。
DCモードでも電源ラインが太くなっていることもありますよ。
御指摘ようにマイクの電源にも抵抗とコンデンサのデカップリングコンデンサを入れてほしかったのですが、
入れる場所がないのではないかと言い出せませんでした。
あと電源の中点のパスコンも中点とGND間だけで電源との間は入れない方が良いです。


マイクの中身はエレクトレットコンデンサとジャンクションFETの組み合わせで、
信号は定電流化されますので出力の信号は電源のノイズが加算されます。
そのために抵抗とコンデンサでデカップリングした方が良いわけです。
ただ今回は出力のイヤフォンに電流が流れ電源電圧が下がったとき、
マイクの出力も下がりますがそれは正帰還ではなく負帰還になり発振はしにくいので、
あえて何も言いませんでした。
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電源部分の異常発振が疑われるわけですが,取り合えず師匠のご指摘のようにパスコンの追加とマイク電源にデカップリングコンデンサを追加してみます。

最終的?な回路は以下のようになりました。

※昇圧基板から2.5Vが出ているようになっていますが,実際には分圧しています。3-4pinに0.1uFを入れます。

問題は取り付ける基板スペースです。
まずは,4-8pin間のパスコン0.1uF。

マルpinソケットを入れたので,その下に埋め込みました。

次はマイク電源部分のデカップリングですが,,


無理矢理10kの頭から配線して適当な空き穴に落としてここからジャンパーで飛ばすという荒技で処理です。奥の分圧抵抗部分に触れてショートしないように耐熱カプトンテープを貼っておきます。あとで,ホットメルト処理します。


その裏側。ラーメン状態になりそう。少なめのスパゲッティーかな??
音質への影響がなければいいけど・・

で,おそるおそる電源(5V)投入。
SNがぐんと上がりました。これで,OKです。
こちらの基板はこれで完成でいいと思います。
師匠,お世話になりました。

この次は先に飛ばしてしまった昇圧電源基板の作り直しです。うまくいかなかったら,7750で組み直します。いずれにしろ1.5Vを昇圧すると24mA程度しか流せないようですので,この辺はどうか?実験してみたいと思います。


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