どうしても通らない、うまくいかないところは部分練習する、ってのはいいとして、丁寧に、何回も、練習してもうまくいかなくて、あーごちゃごちゃになっちゃうーー、ってなとき。
←しっかり寝る。だいじ。
途中で諦めて、練習やめちゃって、夜寝て、朝起きて、翌日。
弾いてみたら、あれすんなり通っちゃった。ってことありませんか。
体感的にはわりと知られた現象じゃないかと思います。でも、ほんとにそんなことってあるもんなのかなぁ、と半信半疑な気持ちもあったりして…
今日、電車の中で読んでいた本「脳が認める勉強法」(ベネディクト・キャリー著)は全然まったくピアノの本ではありませんが、このことについて書いてありました。
寝てる間に、脳みその中がなんか整理されてる、そのことを示す実験としてはたとえばこんなのがあります:
色や模様の違う卵がA, B, C, D…といくつかあって、そのうち二つについて「序列」が示されます。
C < E、A > B、E < A
とかね。
被験者は、それを暗記するように言われるんだけど、直後のテストでは、さっき示されたペアがそのとおり出てきて
C と E、どっちが勝ち?
と聞かれるので、C < E と答えればいいのですが、
12時間後のテストで聞かれる問題はもっと難しくなります。
C と A、どっちが勝ち?
などと、直接は示されなかったペアについて聞かれるので、
C < E、E < A だから C < A
などと組み合わせて判断したうえで答えなくてはいけません。
実験では、被験者を2グループに分けて成績を比較します。
朝覚えて夜テストする(覚醒グループ)
夜覚えて朝テストする(睡眠グループ)
そして結果は?? おわかりと思いますが、睡眠グループのほうがいいのです。覚醒グループの正答率は69%、睡眠グループは93%でした!!
我々が寝てる間に、脳みその中ではこびとさんがせっせと情報を整理して、パターン認識したりしてくれてるのね。
寝るの大事です。
ま、そこまでは、まぁそんなこともあるかなという感じなんですが、最新の研究ではさらにその先があって、
睡眠って、均質なものじゃなくて、深さに段階があるでしょ。レム睡眠と、段階1(導入)~段階4(深い)とあって、それぞれ何を整理整頓するのが得意かというのが違うというんです。
レム睡眠…パターン認識
段階2…動作の整理
段階3、4…暗記(知識)の定着
だから、この本では、大胆な提案をしています。明日テストだ、時間がない!! ってときに、
数学のテストなら…レム睡眠を重視して、夜更かしして勉強し朝はぎりぎりまで寝る。
暗記物のテストなら…深い睡眠を重視して、夜は早く寝て明け方に起きて軽く復習する。
どうでしょうねぇ。素直に、前もって勉強して前夜はしっかり寝たらどうだろうかと思うけど。
ピアノの練習はもちろん、テストもないし(^^;; 「パターン認識」も「動作の整理」も「暗記の定着」も全部必要だから、慌てずしっかり寝たらいい(寝るしかない)んだけど、そういえば、
週末にまとめて練習するよりは、日々分散して練習したほうがよさそうですよね。睡眠が挟まってるから。
とはいえ、生活の都合があるんだから、思ったようにできるとも限りませんけどね~
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)
←しっかり寝る。だいじ。
途中で諦めて、練習やめちゃって、夜寝て、朝起きて、翌日。
弾いてみたら、あれすんなり通っちゃった。ってことありませんか。
体感的にはわりと知られた現象じゃないかと思います。でも、ほんとにそんなことってあるもんなのかなぁ、と半信半疑な気持ちもあったりして…
今日、電車の中で読んでいた本「脳が認める勉強法」(ベネディクト・キャリー著)は全然まったくピアノの本ではありませんが、このことについて書いてありました。
寝てる間に、脳みその中がなんか整理されてる、そのことを示す実験としてはたとえばこんなのがあります:
色や模様の違う卵がA, B, C, D…といくつかあって、そのうち二つについて「序列」が示されます。
C < E、A > B、E < A
とかね。
被験者は、それを暗記するように言われるんだけど、直後のテストでは、さっき示されたペアがそのとおり出てきて
C と E、どっちが勝ち?
と聞かれるので、C < E と答えればいいのですが、
12時間後のテストで聞かれる問題はもっと難しくなります。
C と A、どっちが勝ち?
などと、直接は示されなかったペアについて聞かれるので、
C < E、E < A だから C < A
などと組み合わせて判断したうえで答えなくてはいけません。
実験では、被験者を2グループに分けて成績を比較します。
朝覚えて夜テストする(覚醒グループ)
夜覚えて朝テストする(睡眠グループ)
そして結果は?? おわかりと思いますが、睡眠グループのほうがいいのです。覚醒グループの正答率は69%、睡眠グループは93%でした!!
我々が寝てる間に、脳みその中ではこびとさんがせっせと情報を整理して、パターン認識したりしてくれてるのね。
寝るの大事です。
ま、そこまでは、まぁそんなこともあるかなという感じなんですが、最新の研究ではさらにその先があって、
睡眠って、均質なものじゃなくて、深さに段階があるでしょ。レム睡眠と、段階1(導入)~段階4(深い)とあって、それぞれ何を整理整頓するのが得意かというのが違うというんです。
レム睡眠…パターン認識
段階2…動作の整理
段階3、4…暗記(知識)の定着
だから、この本では、大胆な提案をしています。明日テストだ、時間がない!! ってときに、
数学のテストなら…レム睡眠を重視して、夜更かしして勉強し朝はぎりぎりまで寝る。
暗記物のテストなら…深い睡眠を重視して、夜は早く寝て明け方に起きて軽く復習する。
どうでしょうねぇ。素直に、前もって勉強して前夜はしっかり寝たらどうだろうかと思うけど。
ピアノの練習はもちろん、テストもないし(^^;; 「パターン認識」も「動作の整理」も「暗記の定着」も全部必要だから、慌てずしっかり寝たらいい(寝るしかない)んだけど、そういえば、
週末にまとめて練習するよりは、日々分散して練習したほうがよさそうですよね。睡眠が挟まってるから。
とはいえ、生活の都合があるんだから、思ったようにできるとも限りませんけどね~
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)
まぁ、ちゃんと寝る前提でできる範囲で勉強しとくとか(しとかないとか)でいいと思うけどね…
「前もって勉強して」*いない*場合のことなのでは…
「前もって勉強して」たら「明日はテストだ時間がない!」なんてならないような。