次は「雨だれ」を弾こうと思っていたんだけど、どうにもこうにもかっこうがつかないので、先に短いのを弾いておくことにした。
←今週末はミニコンサートで六番七番を弾きます
この、第二番はあまり独立して弾く人もいない、地味な曲だ。地味というか、暗い。やわらかくて明るい第一番、気持ちよく快速で突っ走る第三番に挟まれて、どよーんと落ち込んで「人生は重き荷を負いて遠き道を行くがごとし」っていう感じ。
左手の伴奏形が特徴で、音の重なりも耳慣れないものが多い。
この左手は、音の幅が広くて弾きにくいんだけれども、出だしの二小節は、右手の助けを借りて弾いていいよということらしい。
ところが、これはどうも弾きやすさのための手助けというつもりではないらしく、上二つ下二つという素直な分担になっていない。右手で真ん中のうにうにを弾いて、脇を左手で固める。つまりそういうまとまりをもった響きにしなさい、以下同文。ってことなのかな。
もっとも、アルゲリッチさんの弾くこの曲をYouTubeで「見た」ら、出だしから左手だけで弾いてた。アルゲリッチさんは手のサイズも余裕みたいだし、指の独立とかも思うがままだから、両手で弾かなくてもいいんだろうな。
こちらは素人だから素直に楽譜のとおりに分担していく。
それにしても、変な音が重なってるので、ペダルはふつうどうするのだろう?? 例えば一小節踏みっぱなしにしたら、濁る濁る、わけわからなくなっちゃう。でも、まったくないと、下手なのが目立つし(^^;; 音色もつまんないんだよね。
この曲の中で、ペダル記号は一個所だけ。この伴奏形が出てくる最後のところ。
なので、ここ以外は、薄く踏んだり、踏み替えたりして目立たないようにいく。みんなはどうしているのか知りたい。
というわけで録音です→ショパン24の前奏曲より第二番
何度も弾いてみると、この曲、決して一方的に暗いわけではなくて、暗さにもいろんな段階があるのがわかる。出だしはめいっぱい暗いというか重いんだけど、旋律が出てきた二小節目ではすでに色合いが変わって、重いにしても、それを力強く運んでいるような、なんとかなるかも的な雰囲気が漂っている。
そして二つ目のフレーズに入るときは、伴奏の音形は当初と同じのに戻るんだけど、ぐっと高くなっている。そして先ほどの「なんとかなるかも」感が、高いところで繰り返される。
…で、このままいくのか、と思ったらだんだん失速する感じで、どうしようもなく沈滞ムードの三つ目のフレーズに入る。
そして左手だけクレッシェンド、右手は長い長いディミニュエンドのまま、右手だけ取り残される。そして伴奏形が復活、ここだけペダルあり。臨時記号の嵐から開放されて緊張がちょっと解けた。
最後だけはわけのわかった感じの和音で、「いいのか? なんとかなったのか??」「まぁたいへんだけどやってみるよ。うんうん」というふうに終わる。
とりあえずこのように弾いてみたけれども、二番を弾くとどうしても、次に突然さわやかな三番に突入しなければいけないような気がする。でも、これは一生弾けないんだよなぁ…ゆーっくり弾いたら三番じゃないし。
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この、第二番はあまり独立して弾く人もいない、地味な曲だ。地味というか、暗い。やわらかくて明るい第一番、気持ちよく快速で突っ走る第三番に挟まれて、どよーんと落ち込んで「人生は重き荷を負いて遠き道を行くがごとし」っていう感じ。
左手の伴奏形が特徴で、音の重なりも耳慣れないものが多い。
この左手は、音の幅が広くて弾きにくいんだけれども、出だしの二小節は、右手の助けを借りて弾いていいよということらしい。
ところが、これはどうも弾きやすさのための手助けというつもりではないらしく、上二つ下二つという素直な分担になっていない。右手で真ん中のうにうにを弾いて、脇を左手で固める。つまりそういうまとまりをもった響きにしなさい、以下同文。ってことなのかな。
もっとも、アルゲリッチさんの弾くこの曲をYouTubeで「見た」ら、出だしから左手だけで弾いてた。アルゲリッチさんは手のサイズも余裕みたいだし、指の独立とかも思うがままだから、両手で弾かなくてもいいんだろうな。
こちらは素人だから素直に楽譜のとおりに分担していく。
それにしても、変な音が重なってるので、ペダルはふつうどうするのだろう?? 例えば一小節踏みっぱなしにしたら、濁る濁る、わけわからなくなっちゃう。でも、まったくないと、下手なのが目立つし(^^;; 音色もつまんないんだよね。
この曲の中で、ペダル記号は一個所だけ。この伴奏形が出てくる最後のところ。
なので、ここ以外は、薄く踏んだり、踏み替えたりして目立たないようにいく。みんなはどうしているのか知りたい。
というわけで録音です→ショパン24の前奏曲より第二番
何度も弾いてみると、この曲、決して一方的に暗いわけではなくて、暗さにもいろんな段階があるのがわかる。出だしはめいっぱい暗いというか重いんだけど、旋律が出てきた二小節目ではすでに色合いが変わって、重いにしても、それを力強く運んでいるような、なんとかなるかも的な雰囲気が漂っている。
そして二つ目のフレーズに入るときは、伴奏の音形は当初と同じのに戻るんだけど、ぐっと高くなっている。そして先ほどの「なんとかなるかも」感が、高いところで繰り返される。
…で、このままいくのか、と思ったらだんだん失速する感じで、どうしようもなく沈滞ムードの三つ目のフレーズに入る。
そして左手だけクレッシェンド、右手は長い長いディミニュエンドのまま、右手だけ取り残される。そして伴奏形が復活、ここだけペダルあり。臨時記号の嵐から開放されて緊張がちょっと解けた。
最後だけはわけのわかった感じの和音で、「いいのか? なんとかなったのか??」「まぁたいへんだけどやってみるよ。うんうん」というふうに終わる。
とりあえずこのように弾いてみたけれども、二番を弾くとどうしても、次に突然さわやかな三番に突入しなければいけないような気がする。でも、これは一生弾けないんだよなぁ…ゆーっくり弾いたら三番じゃないし。
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演奏聴かせて頂きました♪
この曲を聴くと「ショパンってわからん」と思うんですよねぇ・・・かーたんにとってはとても難解です。
でもそういう曲でもちゃんと分析して弾いてしまうアンダンテさんは凄いです。
動画の挿絵に出てくるショパンの似顔で思わず笑っちゃいました(笑)
「雨だれ」も是非聴きたいです。
ルイ先生の雨だれのビデオレッスンなかなか面白いですよ。もう見ましたかね???
↓参考までに
http://www.pianonet.jp/lesson/video/lesson12.htm
味わえるところは、よく噛んでみよー、くらいの気持ちです。
なんか、「和音??」って感じですしね。なんでしょうね。わからないですけど、弾いていてとにかくつまらなくはないんです。なかなか陰影があって。
ビデオレッスン情報ありがとうございます(^^) 見てみます!!
録音聴かせていただきました。
この曲、私の中ではなんかこう、モヤモヤと訳分からない心の闇、みたいな印象なのですが、
アンダンテさんの演奏は、どこか軽快であっけらかんとした印象を受けました。何ででしょうね~?
次は何がくるのか、期待しています。
あと、単純に録音の問題もあるかもですね…
次こそ「雨だれ」と思うんだけど。