「優性・劣性」(改め顕性・潜性)にまつわるしょうもない思い出話を書きましたが、この関連ではもうひとつ忘れたくても忘れられないエピソードがあるんです。
←そんなにわかりにくい話じゃないんだが
それは、大学生のとき。私とよしぞうは無謀にも学生結婚話(大学卒業と同時に結婚し、二年間は大学院生をする)を進めていたのですが、なにしろ母にとっては「娘が行き遅れない」ことが至上命題だったので基本的には賛成してくれてました。(よしぞう父とか猛反対だった。そりゃそうだ)
ところが、「あること」を知って、母が突然「そんな人と結婚することない」と突然反対したことがあったのですが、さてその「あること」とは何でしょう。
ノーヒントだと一生当たらないと思われますのでさっさと言っちゃいますが、それは
「血液型RHマイナスのきょうだいがいたこと」です。なんのこっちゃ。
なんでそんな話題が出たのか覚えていません。ただの雑談だったと思われますが、そのことを知った母は
「そんな稀な人がそんな近くにいる人はダメ」と言い出したんです。
何がダメなのかというと、輸血するとき血液が見つからなかったら困る、とか、出産のとき母子の血液型が不適合だと云々。というんですが、そんなことで結婚どうこうする人いますか? っていうかそもそも
よしぞうはRHプラスなんですがっ(笑)
・でもきょうだいにマイナスの人がいるんだったら子どもが生まれてみたらマイナスかもしれないじゃない、遺伝なんだから。
・うちの家系(?)にはそんな人(RHマイナスの人)はいませんっ!!
#そうなのかな、仮にいたってわざわざお母さんに申告してくれるわけじゃなしわからないんじゃない??
とかいうんです。すごい。
そこで、「よしぞうは確かに遺伝子『+-』かもしれないけど、お母さん、そん~なに自信があるんだったら私は『++』なんでしょ。だったら何人子どもを産んでもRHプラスしか生まれないよ」とご説明申し上げたのですが、「アンタはいつもそうやって理屈をこねてごまかそうとする!!」と怒り心頭。いや何も嘘は申しておりませんが
母「そんなの絶対なんてないじゃない。マイナスのほうが遺伝するかもしれないんだから」
私「つまり、もしRHマイナスの子どもが生まれたとしたら私も『+-』だったわけで、それっておあいこなんじゃ??」
母「何わけのわからないこといってるの!! いい加減なこといって!!」
#いやだから騙してませんよ
私「仮に子どもがマイナスでも、私がプラスで子どもがマイナスなのは不適合の心配ないですよ?」
母「…だからー、マイナスの子どもが娘だったら結婚のとき差別されるかもしれないじゃない」
(o_o;; そんなの日本広しといえどお母さんくらいですぅ
RHマイナスが稀といってどんな率かといえば、人種によってずいぶん違うらしいですが日本人の場合200人に一人くらいだそうです。そこから考えて遺伝子『+-』の人はどのくらいいるのかを考えてみると、
まず日本人の遺伝子プールの中でマイナスの割合をpとします。それがランダムに混ざっていると仮定して
遺伝子『--』でRHマイナスとして生まれる人の割合は、pの二乗 = 200人にひとり = 0.005
よってp = 0.071くらい。ざっくりマイナスのほうの遺伝子は7%くらい存在してることになります。
(この計算を示して、「そこまで稀な遺伝子じゃないんだよ」といったらまたうそつき呼ばわりされた)
遺伝子『++』の人は(1-p)を二乗すればいいから0.863くらい。ざっくり86%くらい。
残りの人が『+-』(ヘテロ)だからざっくり13%くらい。
日本全体で見ると13%くらいの人がプラマイを持ってる。
それが、きょうだいでマイナスの人がいることがわかってるプラスの人というふうに限定すると、『+-』である率は2/3つまり67%くらいになるからまぁ多いっちゃ多いんですがね。
だから何。。
というか、私の母がそんなことを言い出したのは、実際のところ血液型がどうこうじゃなくて、娘を早く結婚させることがよいと思って後押ししてきたけど、手元から離すのがほんとうのところは嫌で自分でもわけわからない反対の気持ちが押し寄せてきているところだったんでこの話にかこつけたんだと思われます。だから図を描こうが計算しようが言葉を尽くして説明しようが、聞く耳は持たない。そういう問題じゃないわけです。
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←そんなにわかりにくい話じゃないんだが
それは、大学生のとき。私とよしぞうは無謀にも学生結婚話(大学卒業と同時に結婚し、二年間は大学院生をする)を進めていたのですが、なにしろ母にとっては「娘が行き遅れない」ことが至上命題だったので基本的には賛成してくれてました。(よしぞう父とか猛反対だった。そりゃそうだ)
ところが、「あること」を知って、母が突然「そんな人と結婚することない」と突然反対したことがあったのですが、さてその「あること」とは何でしょう。
ノーヒントだと一生当たらないと思われますのでさっさと言っちゃいますが、それは
「血液型RHマイナスのきょうだいがいたこと」です。なんのこっちゃ。
なんでそんな話題が出たのか覚えていません。ただの雑談だったと思われますが、そのことを知った母は
「そんな稀な人がそんな近くにいる人はダメ」と言い出したんです。
何がダメなのかというと、輸血するとき血液が見つからなかったら困る、とか、出産のとき母子の血液型が不適合だと云々。というんですが、そんなことで結婚どうこうする人いますか? っていうかそもそも
よしぞうはRHプラスなんですがっ(笑)
・でもきょうだいにマイナスの人がいるんだったら子どもが生まれてみたらマイナスかもしれないじゃない、遺伝なんだから。
・うちの家系(?)にはそんな人(RHマイナスの人)はいませんっ!!
#そうなのかな、仮にいたってわざわざお母さんに申告してくれるわけじゃなしわからないんじゃない??
とかいうんです。すごい。
そこで、「よしぞうは確かに遺伝子『+-』かもしれないけど、お母さん、そん~なに自信があるんだったら私は『++』なんでしょ。だったら何人子どもを産んでもRHプラスしか生まれないよ」とご説明申し上げたのですが、「アンタはいつもそうやって理屈をこねてごまかそうとする!!」と怒り心頭。いや何も嘘は申しておりませんが
母「そんなの絶対なんてないじゃない。マイナスのほうが遺伝するかもしれないんだから」
私「つまり、もしRHマイナスの子どもが生まれたとしたら私も『+-』だったわけで、それっておあいこなんじゃ??」
母「何わけのわからないこといってるの!! いい加減なこといって!!」
#いやだから騙してませんよ
私「仮に子どもがマイナスでも、私がプラスで子どもがマイナスなのは不適合の心配ないですよ?」
母「…だからー、マイナスの子どもが娘だったら結婚のとき差別されるかもしれないじゃない」
(o_o;; そんなの日本広しといえどお母さんくらいですぅ
RHマイナスが稀といってどんな率かといえば、人種によってずいぶん違うらしいですが日本人の場合200人に一人くらいだそうです。そこから考えて遺伝子『+-』の人はどのくらいいるのかを考えてみると、
まず日本人の遺伝子プールの中でマイナスの割合をpとします。それがランダムに混ざっていると仮定して
遺伝子『--』でRHマイナスとして生まれる人の割合は、pの二乗 = 200人にひとり = 0.005
よってp = 0.071くらい。ざっくりマイナスのほうの遺伝子は7%くらい存在してることになります。
(この計算を示して、「そこまで稀な遺伝子じゃないんだよ」といったらまたうそつき呼ばわりされた)
遺伝子『++』の人は(1-p)を二乗すればいいから0.863くらい。ざっくり86%くらい。
残りの人が『+-』(ヘテロ)だからざっくり13%くらい。
日本全体で見ると13%くらいの人がプラマイを持ってる。
それが、きょうだいでマイナスの人がいることがわかってるプラスの人というふうに限定すると、『+-』である率は2/3つまり67%くらいになるからまぁ多いっちゃ多いんですがね。
だから何。。
というか、私の母がそんなことを言い出したのは、実際のところ血液型がどうこうじゃなくて、娘を早く結婚させることがよいと思って後押ししてきたけど、手元から離すのがほんとうのところは嫌で自分でもわけわからない反対の気持ちが押し寄せてきているところだったんでこの話にかこつけたんだと思われます。だから図を描こうが計算しようが言葉を尽くして説明しようが、聞く耳は持たない。そういう問題じゃないわけです。
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よくは知らないんですが、RH+の表現型でRH++とRH+-の比率は分かってないんですよね。まあ、もちろん遺伝子型で相性に差がある理由も見出せませんが。
一方、ABO式だと少し面白い計算ができます。遺伝子のABOの割合をそれぞれa,b,oとし、A,B,O,ABの表現型の割合をそれぞれA,B,O,ABとすると、
o^2=O, a^2+2ao=Aなど4つの式が立つ(相性独立の場合)。文字3つで条件が4つ、あるいは
(a+b+o)^2=1=A+B+O+AB
より、独立な文字2つに独立な条件式が3つと言ってもいいけど、つまりは過剰決定系なわけです。
これが矛盾なく解けるなら、血液型(遺伝子型、表現型ともに)による相性に差がないと言えますね。日本人のデータ(合計が99.9%なのでいまいち信用できない)を用いて計算すると、o=0.547, a=0.277, b=0.173で若干は矛盾しているようです。これはデータが上記に書いた通り信用できないものなのか、何らかの相性差があるせいなのかは何とも言えません。
ABOの話は…んーーなるほどそう考えるとおもしろいですね。
血液型占いがほんとなら相性差があってもおかしくない…かもしれない(笑)