こじろうの学年の、クラス対抗合唱コンクールに行ってきました。
←こじろうの一年間、あっという間でした
合唱コンクールといえば、またろうの中学生活の中で、親にとっても毎年いちばん楽しみなイベントであり、またろう自身にとってもいちばん思い出深いイベントになった。この、カラーのえらく違う二つの中学で、どんなに違う合唱コンクールが行われているかというのも、興味深いところではある。
会場は、こじろうの学校内のホール。とてもきれいで、音響もいいけれど、さして広くないので、中一~中三まで一気にコンクールをすることができない。中一が全員座ると、残りは160席程度ということで、中一のみの保護者が来場しても全員座れるかどうか怪しい。入りきらなかったら、前半三クラス、後半三クラスで入れ替え制にするかもとあらかじめ言われていた。結果としては、補助椅子を並べてなんとか全体を生で聞くことができた。
まず、合唱を聞いてすぐにわかる大きな違いは、中一男子がまじめに(練習から)参加しているということだ(^^;; 合唱をやりたい子が集まる部活動などと違って、全員参加のクラス対抗は、とにかく「やる気になる」というところからして大きなハードルだ。
またろうの通った公立中の、特に中一男子でいうと、「けっ、合唱なんかやってられっかよ」的な雰囲気が蔓延しているまま練習期間が始まるのがふつうのことで、他クラスの様子なども漏れ聞こえる中、ようやく多少はやる気になってきても、どうにも練習が間に合ってない、というのがありがちだ。
もっとも、やる気になっていても、声変わり期にある男子を交えた合唱というのをまとめるのはなかなか厄介なことではあるのだが、とにかく、「あれー、男子はどこにいるの?? ぜんぜん聞こえないよ」なんてことはよくある。
それが、合唱大会本番になって、中二、中三の演奏を聞く中でようやくクラスで取り組む合唱の醍醐味に気づき、中三の気合の入った演奏に憧れ、自分たちも来年はやってやるぞという気になってくるという仕組みなのだ。だから、三学年が一堂に会するということが非常に重要。
こじろうたちの場合、一学年をバラでやるわけだから、どうなっちゃうんだろう?? と思っていたのだ。でも、中一からけっこうまじめにやってたんだね。素直だよこの子たち。
まぁそれはいいんだけど。合間あいまのうるさいこと!! クラスの入れ替えのときなどでもいちいちすごくうるさいおしゃべり・じゃれあいになって係の生徒が「静かにしてください」といってもなかなか静まりゃしない。どうも、二回目に言われたときに従えばいいやくらいの気分でいるらしい。休憩時間は別に静かでなくてもいいけど、はじけっぷりが半端じゃなくて、明るいことうるさいこと。
そういえば、人材としてはまったく粒ぞろいでないはずの公立中の合唱コン、聞く態度はとてもきちんとしていたのだ。これは、先生方が、待っているときの着席、服装、私語などについても採点対象にするということで事前からきつく脅しをかけ、会場内の見回りも密にしてびしっと睨みをきかせていたからではあるけど。こじろうたちの場合、わりと生徒任せでおおらかな運営がなされているようである。
意外だったのは、ピアノ伴奏についてはむしろ公立中のほうが各クラス粒ぞろいのうまさだったこと。幼少のころに学校教育以外に音楽をやったかどうかということでいえば、圧倒的にこじろうの学校の方が経験率が高そうで、実際のところ、合唱を聞く限りでは、音が取れる率も高そうである。
まぁピアノについては、誰か一人(課題曲と自由曲で分けるなら二人)うまい子がいればいいわけで、粒ぞろいであるかどうかとはまったく関係ないんだけどね。公立中の方が伴奏ピアノがうまいワケというのを、私なりに勝手に考えてみました。
(1) 女子率が高い。こじろうの学校の女子は1/3程度。
(2) 小学校高学年で習い事を中断しない。こじろうの学校でも、半分は中学受験をしていないけどね。
(3) 練習時間が多い。たぶん、伴奏をやっている子がピアノ練習に割ける時間は、部活・通学時間・勉強などのからみから、公立中の子の方が多いと思われる。
(4) 音楽に進みたいという希望がある場合は私立にいかない。
全クラスの合唱が終わってから、音楽部合唱班の演奏があった。これは、人数が少ないけどめちゃうまで、それでまた高校生(たぶん)のお兄さんがすんごいかっこいいの。楽しみました(^^) 合唱をやりたいという人材がなかなかいないらしく、女子11人男子4人(!)しかいなかったんだけど、よくハモって表現豊かな演奏でした。
そして気になる審査結果発表。こじろうのクラスに関しては親の欲目が入るから除外するとして、他クラスのみで考えると、相当意外な結果だった。もちろん、音楽だからね…人によって考える順位が前後するのは当たり前で、特に僅差のところはどう転ぶかわからないけど、なにしろそんなハイレベルの争い(全国大会とか)じゃないわけで、はっきりした技量の差があるところは紛れがないと思うんだけど。とにかく、またろうの中学のときよりだいぶよくわかんない結果が出た。
またろうの中学の場合、審査員7名のうちほとんどを音楽の先生で固めていたところが大きいかな。どうしてそんなことができるかというと、近隣の小中学校から音楽の先生をかき集めてきたからなんだが、ついでに校長先生も音楽が専門だったので(^^;; つまり、音楽としての出来不出来の占める比重が高いのと、各クラスがここまで練習していた過程とかふだんの様子については一切知らないで審査するので、親が聞いた感じと合うんだろう。
審査結果の発表のあとは、課題曲を一年生全員で歌った。これはほんとにすばらしくて、こんな人数なのに(こんな人数だから?)よく揃っていて、会場全体が気持ちよい響きに満たされていた。背筋がぞくぞくっとしたくらい。合唱ってやっぱりいいよね~
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←こじろうの一年間、あっという間でした
合唱コンクールといえば、またろうの中学生活の中で、親にとっても毎年いちばん楽しみなイベントであり、またろう自身にとってもいちばん思い出深いイベントになった。この、カラーのえらく違う二つの中学で、どんなに違う合唱コンクールが行われているかというのも、興味深いところではある。
会場は、こじろうの学校内のホール。とてもきれいで、音響もいいけれど、さして広くないので、中一~中三まで一気にコンクールをすることができない。中一が全員座ると、残りは160席程度ということで、中一のみの保護者が来場しても全員座れるかどうか怪しい。入りきらなかったら、前半三クラス、後半三クラスで入れ替え制にするかもとあらかじめ言われていた。結果としては、補助椅子を並べてなんとか全体を生で聞くことができた。
まず、合唱を聞いてすぐにわかる大きな違いは、中一男子がまじめに(練習から)参加しているということだ(^^;; 合唱をやりたい子が集まる部活動などと違って、全員参加のクラス対抗は、とにかく「やる気になる」というところからして大きなハードルだ。
またろうの通った公立中の、特に中一男子でいうと、「けっ、合唱なんかやってられっかよ」的な雰囲気が蔓延しているまま練習期間が始まるのがふつうのことで、他クラスの様子なども漏れ聞こえる中、ようやく多少はやる気になってきても、どうにも練習が間に合ってない、というのがありがちだ。
もっとも、やる気になっていても、声変わり期にある男子を交えた合唱というのをまとめるのはなかなか厄介なことではあるのだが、とにかく、「あれー、男子はどこにいるの?? ぜんぜん聞こえないよ」なんてことはよくある。
それが、合唱大会本番になって、中二、中三の演奏を聞く中でようやくクラスで取り組む合唱の醍醐味に気づき、中三の気合の入った演奏に憧れ、自分たちも来年はやってやるぞという気になってくるという仕組みなのだ。だから、三学年が一堂に会するということが非常に重要。
こじろうたちの場合、一学年をバラでやるわけだから、どうなっちゃうんだろう?? と思っていたのだ。でも、中一からけっこうまじめにやってたんだね。素直だよこの子たち。
まぁそれはいいんだけど。合間あいまのうるさいこと!! クラスの入れ替えのときなどでもいちいちすごくうるさいおしゃべり・じゃれあいになって係の生徒が「静かにしてください」といってもなかなか静まりゃしない。どうも、二回目に言われたときに従えばいいやくらいの気分でいるらしい。休憩時間は別に静かでなくてもいいけど、はじけっぷりが半端じゃなくて、明るいことうるさいこと。
そういえば、人材としてはまったく粒ぞろいでないはずの公立中の合唱コン、聞く態度はとてもきちんとしていたのだ。これは、先生方が、待っているときの着席、服装、私語などについても採点対象にするということで事前からきつく脅しをかけ、会場内の見回りも密にしてびしっと睨みをきかせていたからではあるけど。こじろうたちの場合、わりと生徒任せでおおらかな運営がなされているようである。
意外だったのは、ピアノ伴奏についてはむしろ公立中のほうが各クラス粒ぞろいのうまさだったこと。幼少のころに学校教育以外に音楽をやったかどうかということでいえば、圧倒的にこじろうの学校の方が経験率が高そうで、実際のところ、合唱を聞く限りでは、音が取れる率も高そうである。
まぁピアノについては、誰か一人(課題曲と自由曲で分けるなら二人)うまい子がいればいいわけで、粒ぞろいであるかどうかとはまったく関係ないんだけどね。公立中の方が伴奏ピアノがうまいワケというのを、私なりに勝手に考えてみました。
(1) 女子率が高い。こじろうの学校の女子は1/3程度。
(2) 小学校高学年で習い事を中断しない。こじろうの学校でも、半分は中学受験をしていないけどね。
(3) 練習時間が多い。たぶん、伴奏をやっている子がピアノ練習に割ける時間は、部活・通学時間・勉強などのからみから、公立中の子の方が多いと思われる。
(4) 音楽に進みたいという希望がある場合は私立にいかない。
全クラスの合唱が終わってから、音楽部合唱班の演奏があった。これは、人数が少ないけどめちゃうまで、それでまた高校生(たぶん)のお兄さんがすんごいかっこいいの。楽しみました(^^) 合唱をやりたいという人材がなかなかいないらしく、女子11人男子4人(!)しかいなかったんだけど、よくハモって表現豊かな演奏でした。
そして気になる審査結果発表。こじろうのクラスに関しては親の欲目が入るから除外するとして、他クラスのみで考えると、相当意外な結果だった。もちろん、音楽だからね…人によって考える順位が前後するのは当たり前で、特に僅差のところはどう転ぶかわからないけど、なにしろそんなハイレベルの争い(全国大会とか)じゃないわけで、はっきりした技量の差があるところは紛れがないと思うんだけど。とにかく、またろうの中学のときよりだいぶよくわかんない結果が出た。
またろうの中学の場合、審査員7名のうちほとんどを音楽の先生で固めていたところが大きいかな。どうしてそんなことができるかというと、近隣の小中学校から音楽の先生をかき集めてきたからなんだが、ついでに校長先生も音楽が専門だったので(^^;; つまり、音楽としての出来不出来の占める比重が高いのと、各クラスがここまで練習していた過程とかふだんの様子については一切知らないで審査するので、親が聞いた感じと合うんだろう。
審査結果の発表のあとは、課題曲を一年生全員で歌った。これはほんとにすばらしくて、こんな人数なのに(こんな人数だから?)よく揃っていて、会場全体が気持ちよい響きに満たされていた。背筋がぞくぞくっとしたくらい。合唱ってやっぱりいいよね~
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いいな~聞いてみたいな~
広いホール借りてやってほしい!!(^^)
とても熱心に練習していて、本当に上手なんだよ~と言っていました。
もちろんホールで聞けるはずもなく、毎日のように行われていた練習の声を廊下から聞いていたらしいのですが…
この時期に合唱コンクール!?
のけぞってしまいそうでした。(うちには同学年の息子がおりますので、比べてつい…^^)
さぞかし盛り上がったことでしょうね♪
5年後が楽しみ~
(↑と言ったら高校になったらクラスも増えるし、親は来られないんじゃないの?といわれてしまった…)
ほんと、のびのびしてますね。いやーうちにとっては「あてが外れて」ないです。期待どおり、いや期待以上でした(笑) こじろうにとっては、とても合った学校だったなと思ってます。今のところ。
はなひめはどんな学校が合うんだろうか?? まだ謎です…
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そういえば、人材としてはまったく粒ぞろいでないはずの公立中の合唱コン、聞く態度はとてもきちんとしていたのだ。これは、先生方が、待っているときの着席、服装、私語などについても採点対象にするということで事前からきつく脅しをかけ、会場内の見回りも密にしてびしっと睨みをきかせていたからではあるけど。こじろうたちの場合、わりと生徒任せでおおらかな運営がなされているようである。
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こういう部分が校風なんですかね。
ゆるいと言うか大らかと言うか大雑把というかいい加減というか、息子がのびのびとしてしまってしょうがありません。
あてが外れた部分です。^^
ピアノ伴奏の分析、なるほどです。ここまで深く分析されるとはさすがですね。
何ヶ月もやってると声がどんどん変わってきちゃいますよね。こじろうはわりと無理して出してたようで、大事にしたほうがいいよとはいったのですが…こじろうは歌いたい派(^^;; なので…
私は午前のから聞いてたんですけど、人口密度がぜんぜん違って、やっぱり合唱は人気だな~と思いました。午前の発表もなかなかおもしろかったんですけど。
> なんとか男女いるのがわかる仕上がりでほっとしました(笑)
はは。
精神的成長と、声変わり期の脱出ですよね。中二はまだかな??
男子校なので、パートの関係で中一しかやらないとのこと。
各クラス2名(課題曲・自由曲)でクラス数も多いので、1ダース以上のピアノ男子の演奏が聴けました。
声変わり時期の男子ゆえ、声変わりをしていない孫またろう達ソプラノが注意を受けたことは何と「大声を出して潰すな、声帯を大事に」。しかし春に練習を初めて秋の演奏までに、パート変更(=声変わり)続出。各クラスともソプラノ=幼く小さな学生、アルト=大人っぽく大きな学生の図で、ちょっと噴出しそうになりました。
>私の父が長年、男声合唱をやってるので
良いご趣味をお持ちですね。あの世代の男性の方々が家にこもらず活動しているのは、娘世代にとっても嬉しいです。私の父も、長年会社のOB会長(後がつかえているのでは、と何気に心配)と少年のような趣味から足を洗うことが出来ません。
息子の話では 男子が全然練習しなくて女子を怒らせていたそうなので心配していましたが なんとか男女いるのがわかる仕上がりでほっとしました(笑)
次の機会には全体合唱のように「おおっ」と感動させて欲しいですが 息子を筆頭に男子の精神的成長が待たれますね(^^ゞ
合唱大会であらためて、こじろうにとって居心地よさそうな学校でよかったな~と思いました。
「えんじのりぼん」あの学校の女の子たちは、きちっとして賢そうなイメージで、実際、決めるところは要領よくまとめる感じですが、リラックスしているところはまたとってもゆるくていい感じなのよね。
全体合唱、素敵でしたね(^^)
ホールにいる1年生の一体感の感じて,去年の今ごろ入学を前に,「どんな1年間になるのかな」と思っていたことを思い返しながら,「これで1年経ったのだな」としみじみしてしまいました。
公立中だって、自前で場所を持ってるわけじゃもちろんなくて、近隣のホールを借りるんです。大きくてちゃんとしたところはどこも、抽選がなかなか当たらないみたいで、あちこち転々としてますし、日程もホールを取れるのがいつかで決まってしまいますから、先生方はたいへんでしょうね。自前のホールがあると、そこまでやらないよね…
こじろうたちの課題曲は「COSMOS」でした。なかなかよい曲でした。
> 男子生徒はやる気をおこさせるのが大変ですが、
ははは(^^;;
高校生男子が、まじめに楽しく音楽してるところがすでにツボっていうか(^^)
ピアノ発表会でも、高校生男子の株は高いんですけどね。
私の父が長年、男声合唱をやってるので、こんどそのコンサートを、またろうとこじろうにも聞かせてやろうかな~と思ってます。
> もう終わったと…(-"-)
えぇーっ(o_o)
聞き損ねましたね~
そういえばNHK音楽音楽コンクールの課題曲だったYELLはなかなかいい曲でした。
高校のとき、男子クラス(男子40人、女子10人)でタンホイザーを歌ったんですが、女性クラスよりも声量があってよかったな~と思います。
男子生徒はやる気をおこさせるのが大変ですが、やりだしたらすごいパワーを出してくれますよね。
夫の高校(公立)は合唱コンクールがあったそうです。夫はそのテープを持っていますが、男子生徒が多い(男子だけのクラスも2つあるくらい男子が多い)声なんだけれど、マジメに練習している感じがあって、本当に迫力です。高校生になると変声も落ち着くしね。
とあるそこそこ有名な小説家がその高校の出身で、その高校をモデルに書いた小説の中に合唱コンクールの話が出てくるんだけど、夫は「そう!こういう感じ。小説家の表現力ってやっぱすごい~」と感心していました。中高生は声にも力と迫力があっていいすよね。
私は「狩人の合唱」みたいな男声合唱大好きなので、マジメに歌ってくれるなら中高生男子合唱はツボだなあ~。
どんな感じか聞いてみたいですね!!
ハモネプみたいな感じかな~?
そういえば息子の学校にも合唱コンクールが
あるのか聞いた所、もう終わったと…(-"-)